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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

08 だいすきです

先生の大きな手に腕を掴まれる。

嫌だ、今きっとブサイクな顔してる。

見られたくない。

湖宮〇〇

…離して下さい

五条悟

連れないなぁ

五条悟

僕のこと好き好きって言ってたじゃん

湖宮〇〇

ッ、だからです!

区切りをつけようと思ってたのに…。

湖宮〇〇

なのに、諦められなくなっちゃう…

瞳を潤ませ涙声で言う。

すると五条先生は優しく私の名前を呼んだ。

五条悟

なんで僕に振られる前提なの?

湖宮〇〇

…へ?

と、懐かしい先生の香りに包まれる。

抱きしめられたと理解した瞬間 顔が熱くなる。

湖宮〇〇

せんせ…

五条悟

思えば思わるる、ってよく言うでしょ?

五条悟

僕ね、その言葉全然信じてなかったんだけど、

五条悟

いやぁ、やられたね

僕も君のこと好きだよ。って。

湖宮〇〇

それは…

五条悟

もちろん、1人の女性としてね

顔を上げると、微笑んでいる先生の顔。

感情が込み上げてきて、

しあわせを噛み締めるようにして 先生の頬に手を添える。

湖宮〇〇

せんせ、目ぇ見せて

五条悟

えー?特別だよ

五条悟

〇〇が外して

目隠しに手をかけてするりと外すと、

今まで見たことないくらい優しい空色。

湖宮〇〇

ねえ、先生

五条悟

なぁに?

湖宮〇〇

だいすき

五条悟

僕も

ね え 、先 生 fin

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