莉子
(だれかきてくれたの?私を助けてくれるの?)

ボス
おいとりあえず服だけ戻しとけ

不審者
了解です。 戻しました

誰が来てくれたの?私を助けに来てくれたの?お願い誰でもいいから早く助けて…。
御幸一也
おいっ莉子聞こえるか?俺だ一也だ。
聞こえたらなんか合図かなんか送ってくれ!!

莉子
(一也!!どうしようなんかいい方法ないかな…。よしっ一か八かやってみよう…。)

私は思いっきりどんどん叩いて音を鳴らした。これならきっと気づいてくれるよね…。
御幸一也
おいっみんなで力合わせねぇとあかねぇぞ!!

倉持洋一
おうっ分かってるわ

成宮鳴
そりゃそうでしょ…。聞こえる莉子?大丈夫だからね…。

不審者
どうします!?このままじゃ捕まっちゃいますよ…。

ボス
裏から出るか…。

不審者
おいっ行くぞ!!

莉子
んん~んん

片岡鉄心
何をしているんだ?うちの生徒に手出しをしたからにはただで返すわけには行かないぞ…。

御幸一也
おいっ莉子大丈夫か?よしっ解けた…。

莉子
一也…。ごめんね…。迷惑かけたよね

御幸一也
迷惑だなんて思ってねぇ!!お前は自分の立場を考えろよ…。仮にもお嬢様だろ

莉子
大丈夫だと思ったの…。みんな大変そうだったから一人で行ったほうがいいかなって思ったの…。

成宮鳴
莉子大丈夫?俺たちが来たからには安心していいからね?

莉子
みんな来てくれてありがとう…。迷惑かけてごめんね…。

御幸一也
だから迷惑なんて思ってねぇ。お前がいてくれねぇと部活が出来ねぇんだよ…。

成宮鳴
素直じゃないね。いてくれたほうがいいって普通に言ったほうがいいんじゃない?

莉子
…そうなの?そう思ってくれてるの?一也…。

御幸一也
当たり前だろ。何で歓迎したと思ってんだよ…。よかった…。帰ってきてくれて

莉子
一也?私…。怖かった

私は怖すぎて震えが止まらなくなった…。どうしてこうなったんだろう?とりあえず私はなるべく1人にはならないようにしようと思ってしまった
莉子
うぅ〜

私は子供みたいに泣いてしまった…。一也がいるとすごく安心する。一也が助けに来てくれてよかった…。
御幸一也
とりあえずもうこれから一人で買い物には行くなよ…。もう二度とこんな目に合わせたくねえし…。

莉子
わかった…。誰か誘うようにする…。
