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星のごとく輝く魔法

第8話 - 第8話　希望を与えし魔法

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2024年11月24日

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*☪︎水月琥珀✵*

"ししょー"

…これから先の長い長い人生に

"ししょー"

希望があるように…

アストレア

…

第4章　魔法と時間

アストレア

ん…

エレン

あ、目が覚めましたか

エレン

おはようございます、

エレン

アストレア様

アストレア

…おはよ、、
ふぁぁ…

エレン

まだ眠そうですね

エレン

朝食です

アストレア

…ありがと、、

アストレア

ん、きのこのスープか、

アストレア

おいしい

エレン

…

エレン

よかったです

エレン

…

エレン

燃料がないので、木の枝集めてきます

アストレア

…そんなことしなくてもいいよ

エレン

え？

アストレア

だって、

アストレア

私たちは、魔法使いなんだしﾆﾋｯ

エレン

…！

アストレア

例えば、この木の枝1本を覚えて、、

エレン

はい

アストレア

よし、そして木の枝を想像しながら、

アストレア

アックシリオー！！
(回収の魔法)

エレン

すごい、木の枝が集まってきてます

アストレア

こんな感じ

アストレア

ある程度の範囲しか集められないけど、便利でしょ

アストレア

そして集めた木の枝を使って、

エレン

？

アストレア

フラーム！
(火を出す魔法)

エレン

わぁ、火が出ましたね、温かいです…

アストレア

でしょー

エレン

すごいですね！
魔法って、、！

アストレア

使いこなせたら意外と便利だよ

エレン

そうですね

エレン

不思議です

エレン

この10数年生きてきて、その中に魔法はなかったので…

エレン

アストレア様に出会えて良かった

アストレア

…

アストレア

…そうだね
人間はほとんど魔法を上手く扱えなかったからね

アストレア

魔法学も発展しなかった

エレン

でも、どうして私に魔法の素質があるってわかったんですか？

アストレア

魔力が見えたからね、

アストレア

ただそれだけだよ

エレン

そうですか…

アストレア

…あとはただ単に私の感だよ

アストレア

伝説の大魔法使い、のね

エレン

…！

エレン

…

エレン

てっきりその名前、苦手なのかと思ってました

アストレア

まぁね、

アストレア

私が伝説の大魔法使いだなんて、信じられないけどね

アストレア

…

エレン

それは、"ししょー"さんの方がすごいから、ですか？

アストレア

っ…！

エレン

でも、アストレア様も十分すごいのです

エレン

かつて恐れられた魔王をお一人で倒されたので

アストレア

…そうだね

アストレア

懐かしいな

アストレア

さすがに前のように感じる

エレン

…

エレン

もうずいぶん暖かくなってきましたね

アストレア

そうだね、夏も近いね…

アストレア

…でも

エレン

？

アストレア

今日行くところは、夏とは真反対のとこかなー

エレン

というと？

アストレア

マヨリス山を登るの

エレン

あ、あの標高が高いから上の方は雪が積もってるという…

アストレア

そうそう

アストレア

どっちみち、北の方に行くならあの山を越えないとだめでさ、

アストレア

険しい道になるよ…

エレン

それは大変です

エレン

しっかり準備してから行きましょう

アストレア

うん

アストレア

それがいい

エレン

…すごいとは聞いてましたが、

エレン

本当に寒いですね…

エレン

雪も積もってますし…

エレン

ね、アストレア様

エレン

…ってアストレア様？

アストレア

ぶるぶる、、

アストレア

さ、さぶいぃ、、、ね、、、

エレン

(さ、寒さに弱いのか)

アストレア

はぁ、、、

エレン

おっと、

エレン

アストレア様、起きてください

エレン

ここで寝たら凍え死にますよ？

アストレア

…

エレン

はぁ、、

エレン

よいしょっと

エレン

(…軽いですね)

アストレア様を背負って山を登る

幸いアストレア様が軽いから助かったかも

エレン

ふぅ、どこまで行けばいいんでしょうか

エレン

吹雪も強くなってきましたし…

エレン

…

エレン

…！

エレン

あそこに小屋があります！
少し暖を取りましょうか…

アストレア

…

エレン

ふぅ、、

アストレア

エレン

…寝てしまっていますね

エレン

体温維持するための行動だとは思いますが、

エレン

この吹雪じゃ、まともに歩けませんね…

エレン

(…そういえば、あそこに誰かいますね…)

ルドルフ

…

エレン

…

エレン

あ、あの…

ルドルフ

…？

ルドルフ

なんだい？

ルドルフ

って、あぁ、人間か

エレン

…

エレン

(エルフだ…、アストレア様以外にもいたんだ…)

ルドルフ

？

ルドルフ

あ、もしかしてエルフ見るのは初めてかい？

ルドルフ

僕はルドルフ、エルフさ

エレン

エレンです

エレン

いえ、私の師匠はエルフなので…

ルドルフ

って、そこにいるのって、

アストレア

ルドルフ

エルフじゃないか、

ルドルフ

しかも、かつて魔王を倒した大魔法使い…

ルドルフ

大魔法使い----の弟子だし

エレン

え？今なんて…

アストレア

ん…

アストレア

…あれ、エレン、小屋についたんだね

アストレア

ふぁぁぁ

アストレア

エレンなら、無事に着けるってわかって、た…zZ

エレン

アストレア様、凍え死ぬところでしたよ

アストレア

ごめんって

ルドルフ

あんた

アストレア

あぁ、エルフか

ルドルフ

あぁ、
ルドルフだ

アストレア

…アストレア、よろしく

ルドルフ

やっぱりあの大魔法使いの弟子の…

アストレア

そうだね、"ししょー"の弟子だよ

ルドルフ

魔王を一人で倒したんだよな…

アストレア

…

アストレア

もう昔の話だよ

ルドルフ

そうか

ルドルフ

俺にとってはまだ最近のことのように感じてたんだがな

ルドルフ

時の流れは早くも緩く穏やかなものだからな

ルドルフ

もう俺も500歳だ

ルドルフ

まだ人生は長いがな

アストレア

…そうだね

エレン

(ご、500歳！？
アストレア様は一体…)

アストレア

…吹雪がもう少しマシになるまでここにいようか

エレン

はい

エレン

マシになるのでしょうか？

アストレア

んー、

アストレア

そうだね、もう少ししたら

エレン

も、もう少しって…

アストレア

あぁ、1週間ぐらいかな

エレン

1週間！？
1時間とかではなくて？

アストレア

？

アストレア

うん

ルドルフ

…

エレン

…では薪を集めてきますね

アストレア

うん、魔法の練習も兼ねて行ってきて

エレン

はい

アストレア

…

ルドルフ

…

ルドルフ

なぁ、アストレア様…

アストレア

…なに？

ルドルフ

その、なんで弟子を取ったんだ？

ルドルフ

しかも人間の小娘なんて…

ルドルフ

俺たちエルフと人間の寿命や時間感覚は明らかに違いすぎる

ルドルフ

さっきもあの子、困惑してたぞ

アストレア

…

アストレア

見捨てられなかったんだよ

アストレア

自分と重ねてしまったんだ

アストレア

…ただそれだけだよ

ルドルフ

…

ルドルフ

なぁ、あれから、その、大魔法使い----とは…

アストレア

…

アストレア

あの人に魔法を教えてもらったよ

アストレア

それは、瑠璃花の花畑を出す魔法だよ

アストレア

しかも星も出せる

アストレア

今では伝説級の魔法だよ

アストレア

初めて見せてもらった時は、

アストレア

心がキラキラ輝く感じがした

アストレア

私に希望を与えた魔法だよ

アストレア

そして1番好きな魔法だ

アストレア

あの子の人生、今までだったら、一生、魔法はなかった

アストレア

でもあることによって、生きる希望を感じて欲しいんだ

アストレア

その存在が魔法であって欲しいからね

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