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桜ヶ丘 美桜
…奏也くん
桜ヶ丘 美桜
帰っちゃったけど、大丈夫なの…？
轟 奏也
うん
轟 奏也
ちょっと考え事しててさ
桜ヶ丘 美桜
えっ！！
桜ヶ丘 美桜
熱があるのに考えすぎは良くないよ…気をつけてね。
轟 奏也
う、うん
俺はこの世界と漫画の中の世界を比べながら、考え事をしていた。
轟 奏也
…
ペンを顎に当て、この世界でも漫画の中の世界でも共通の友達、「木島」に聞いた情報をもとに考えていた…
轟 奏也
あ、あの…
木島 律
おう！突然どうしたんや〜？
轟 奏也
えっと、お前、律…？
木島 律
え？！お、おう！
木島 律
どした？？記憶でもなくしたんか？！
轟 奏也
いや、ちょっと体調壊しててさ…
木島 律
そーなんや…きーつけや？
轟 奏也
き？？
木島 律
え、ああ気をつけろよ！
轟 奏也
おう！
木島 律
それで、どした？
轟 奏也
実はな…
俺は、花火大会のこと、みおたんのこと、そして、俺の事を木島に聞いた。
木島 律
そんな事が…
木島 律
大丈夫なん？
轟 奏也
お、おう！！ほとんどのことは覚えてるしよ！！
木島 律
よかったわ、いつものお前に戻って！
轟 奏也
え？
木島 律
奏也は、良い奴だからよ！
轟 奏也
轟 奏也
轟 奏也
うん
なんか、切なくて
現実なんかに居るより良いかも、って思った。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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