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ホクロの住民
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#学校
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コメント
1件
おおおお、ちょっと待ってこれマジで良すぎるんだけど!!😭💕 「恋愛対象外」って言葉が刺さりすぎて一回目は読んでて胸がギュッてなったけど、それでも諦めずに追いかけ続ける蓮くんの一途さに感動したよ…最後の卒業式の告白シーン、美月ちゃんの「隣にいてよ」で完全にやられた!!ズルすぎるでしょこの展開!!😭💖 何度振られても好きでいる強さって素敵だよね。かんゆさん、こんな尊い作品ありがとうございます…次も絶対読みたい!!!🌸✨
高校二年生の春。
俺と彼女は、毎日のようにメッセージをしていた。
朝起きたら、
蓮
学校が終わったら、
美月
夜になれば、くだらない話をしながら眠る。
俺にとって、彼女とのメッセージは毎日の楽しみだった。
でも、彼女にとって俺は――
ただの仲のいい友達だった。
俺は彼女が好きだった。
だから、勇気を出して告白した。
蓮
美月
それでも俺は、諦められなかった。
一年後...しばらくして、もう一度告白した。
今度こそ、何か変わるかもしれない。
そう思っていた。
蓮
でも、返事はまた同じだった。
美月
ある日。
俺は教室で友達と話していた。
少し離れたところで、彼女も友達と話していた。
そのときだった。
彼女の声が聞こえた。
美月
その言葉だけが、はっきり耳に入った。
俺は、何も言えなくなった。
笑っていた顔が固まった。
胸の奥が、冷たくなっていく。
一度振られた。
二度振られた。
それでもまだ、どこかで期待していた。
もしかしたら、いつか振り向いてくれるかもしれない。
でも、彼女にとって俺は。
最初から、恋愛対象ですらなかった。
その日から、俺は本気で諦めようとした。
でも。
諦めようとするほど、彼女のことが好きだと気づいた。
だから俺は、もう一度だけ頑張ることにした。
自分から話しかける。
困っていたら助ける。
一緒に帰る。
少しでも会話する。
そして、少しずつメッセージもまたするようになった。
最初は短い会話だった。
蓮
美月
そんなくだらないやりとり。
でも、俺にとっては十分だった。
少しずつ。
本当に少しずつ。
俺たちの距離は、また近づいていった。
そして、気づけば高校三年生になっていた。
受験。
進路。
卒業。
時間は、あっという間に過ぎていった。
卒業式の日。
教室には、いつもより大きな声と笑い声が響いていた。
でも俺は、ずっと彼女を見ていた。
今日が最後かもしれない。
そう思った。
今まで何度も告白した。
何度も振られた。
恋愛対象外
とまで言われた。
それでも。
俺はまだ、彼女が好きだった。
だから最後に、もう一度だけ伝えることにした。
蓮
美月は黙って俺を見た。
蓮
蓮
彼女の顔が、少し曇る。
蓮
俺は笑った。
蓮
しばらく沈黙が続いた。
そして彼女は、ゆっくり口を開いた。
美月
蓮
美月
彼女は少しうつむいた。
美月
俺は息を止めた。
美月
蓮
美月
美月
美月
彼女は俺を見た。
美月
少しだけ笑って。
美月
その瞬間。
俺は何も言えなかった。
何度も振られた。
何度も諦めようとした。
それでも、最後まで追い続けた。
そして卒業式の日。
ずっと恋愛対象外だった俺は。
ようやく、彼女の好きな人になった。
蓮
美月
蓮
美月
彼女は笑った。
そして、少し恥ずかしそうに言った。
美月
蓮
美月
俺は笑った。
蓮
卒業式の日。
俺たちは初めて、同じ気持ちで並んで歩いた。
恋愛対象外だった俺が。
何度も振られた俺が。
最後に、彼女の隣を手に入れた。
――好きになるのが遅すぎるんだよ。
そう思ったけど。
彼女が笑っていたから。
もう、何も言わなかった。