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【短編集】

1 - yaet

♥

12

2025年02月13日

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yaet

⋆苦手な方はここで閉じてください⋆

et

はぁ~…寒

私はet ごくごく普通の高校2年生

yan

~!笑

普通の高校生ですが 私は恋している高校生です

et

はぁ…かっこいい…

そう彼はyanくん 私の好きな人です

na

ため息ばっか…

横から急に声が聞こえてきた

et

わっ!?

et

n、naさんか…

na

ため息ばっかじゃ幸せ逃げちゃいますよ?

痛いところをついてくる

et

う、うるさいなぁ~!

et

私だってやればできるんだから!

そう言うと私は席を立つ

1人になった君の所へ向かうために

et

yanくん!
今日寒くない?

そう言うと 私の氷のような冷たい手を合わせ

生暖かい息をかけアピールしてみる

yan

手寒いの?

そう言うと手を動かす君

et

!!

naさん見たか! これは手を握ってもらえること 間違えなし!

yan

はい!

そう言うと君が私に手を差し出した

et

あ、ありがとう~!

喜びを噛み締めながら握った

だが喜びもつかの間 ガサッと音をたてたのだ

et

あれ?

そうyanくんが差し出したのは 手ではなく

"カイロ"だったのだ

et

カ、カイロ?

yan

俺予備あるし
あげるよ!

そう言うと眩しい笑顔を見せてくる

et

あ、ありがとう…

嬉しいけどそうじゃないの~!!

そして私は naさんの方を見てみる

naさんは頭を抱えて 私より大きいため息をつく

et

うぅ…

諦めた方がいいのかな?

う~今日は行けると思ったのに!!

et

…もう夕方か

yan君から貰ったカイロを片手に

校門に向かった

カイロは貰った時から少しだけ 冷たくなっている

心に穴が空いた気分だ

et

寒っ…

心の穴に風が入るように 体の芯から冷えてくる

ふと校門を見ると 毎日遠くから見つめている

yanくんが居た

心を埋めて欲しいが 今日のこともあり無理そうだ

et

yanくん
また明日ね

彼の横を通り過ぎる

その途端私の腕を掴まれた

yan

etさん!!今日一緒に
か、帰りませんか?

恥ずかしがりながら言う

et

え、え!?

急すぎるがあまり 言葉が出ない

行け!私! チャンスを逃すな!

et

お願いします…!

そうするとyanくんは 私の手を握る

et

!?

yan

こっちの方が…
暖かいでしょ?

少し照れながら言う

体の芯まで暖かくなった気がした

私の真っ赤になった顔は 夕日に隠すことはできるだろうか?

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