SHIN･MEGUMI！

見るとフードを被った誰かが立っている。下にはスカートを履いているようだ

しかしフードを被った者は何も言わずに再度襲いかかってくる。

ヒュッ

何かが振り下ろされる

ヒュン、ヒュッ、ヒュッ

その間にもやつの攻撃は止まらない

ヒュッ

バン！

めぐみは持っていたカバンでまた頭を守る、そして相手に一気に距離を詰める

ガシッ

ヒュン

服をとっためぐみは相手を投げようと一本背負いの体制に入る、だが

ガシッ

パッ

スタッ

相手もなにか仕掛けようとしていることに気づき、とっさに手を振りほどいて離れる

夜空で輝く月の光に照らされ、相手の顔が少しわかった

すると実夏はフードを取る

実夏はまためぐみに襲いかかる

バン、バン、バン

実夏がめぐみの体や頭めがけて棒のようなものを振ってくる

めぐみが道の脇に落ちてる竹の棒を見つける

カン

めぐみは離れるために受け止めた棒をバク宙しながら蹴り、後ろに下がる

棒を取っためぐみは実夏と向き合う

掛け声をあげ、先ほどよりもっと速いスピードで向かってくる

カン

カン、カン

だがめぐみとて素人ではない、さっと踏み込むと実夏の棒とぶつかる

お互い凄まじいスピードで打ち合う

バキッ

実夏の持っていた木の棒が折れた

実夏は木の棒を捨ててめぐみに襲い掛かる

バチン

勢いよく突っ込んだ2人は激しくぶつかった。実夏はめぐみの襟とブレザーの袖を掴んでいたが、めぐみは実夏のスカートを掴んでいた。

めぐみの引きつけによって実夏の柔道の形が崩れる

めぐみが一気に距離を詰め、投げようとする

実夏が瞬時にめぐみのスカートを掴むとめぐみとか反対の方向へ投げようとする

そう思いながらもめぐみは再び実夏に全体重をかけて押していく

実夏も体重をかけてめぐみの押しを止める

山の中の道の真ん中で激しく押し合う2人

再びめぐみが寄りに出る

しかしめぐみの考えは実夏の上をいっていた

実夏、必死に耐える

するとめぐみが掴んでいたスカートを離し、素早く襟と袖を取る

時すでに遅く、実夏の体が宙を舞い地面に叩きつけられる

めぐみも座り込む

めぐみが実夏の腕を掴み腕ひしぎ十字固めを決める

僕だよ