義兄弟に嫌われています…

ゆっくりと意識が戻っていく

此処は……？

そうだ俺、どぬの事慰めてそのまま寝落ちしてたんだ……

嫌われていたのに……失態を犯しちゃったな

やべぇ、起こしちまったか……

なっなんか、優しくなった……？

まぁ、心を開いてくれたのは嬉しいが……

……流石にあんなうるうるの目で見つめられたら、誰でもこの回答になるよなｯ？！

まぁ、断る理由も無いけどな……

えっ、何急に真顔になって

作るシーンは飛ばします

何かあったんだろうな……

「ご馳走様でしたー」

「キモイ」「お前なんか望んでねぇ」「学校来んな」「ﾀﾋね」

さぁ、何故人は顔面偏差値で全てを決めるのでしょうか笑

やっぱり、どこの学校も同じか……

ってかこれ、油性じゃん……シヴァさんが居てくれればもっと効率いいのに……

……よし、消えた

ってか、人を見下す前に自分磨きしとけよ

だいぶ、心が汚れてるなぁ

なんて、俺が言っていい事じゃないけどな……笑

あーこんな姿、誰にも見せられないな

お昼休み、シヴァは先生に呼ばれたから

どぬを誘おうとしたけど、義兄弟と食べてる事を思い出してやめておいた

だから、屋上で1人で食べる事にした

俺には、相応しくない天気だな

暫く、空を見上げていると

ﾆｬｰﾆｬｰ

何か、鳴き声がしたような……？

前にある柵へ目を移すと

そこに居たのは、黄色い毛並みと、茶色の模様が印象的な茶トラ猫だった

何故、こんな所に居るのか……

俺は、無意識に近づいていた

そしたら、次の瞬間

ﾆｬｧｰ（ﾋﾟｮﾝ

なんと、その猫は屋上から、飛び降りたのだ

此処、一応三階の屋上だぞ……

俺は、直ぐさま猫の後を追うように、屋上から飛び降りた