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モブA
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モブ
嘘
みんなみんな、嘘。〇〇さんは、昔から私を虐めていた。
雨音麗
私は昔から、あまり喋る方ではなかった。 ただ無口で、いつも教室の隅で本を読んでるだけ
なのに何故、虐められるのだろう。 私は何もしてないのに。
私に価値は無いのかな。 でも本当は、褒めて欲しい。愛して欲しい。
勉強も、運動も、全部全部、 特別優れてる訳では無い。でも、頑張ってる。褒めて欲しい。 この頑張りを、誰かに___
雨音麗
「まぁすごいわ!また悠菜は100点ね!」
「悠菜は凄いなぁ!偉いな!」
「えへへ、そんな褒めないでよ!当たり前のことしただけじゃん」
「その当たり前もできないのが間近にいるでしょ?w」
「あんなのは論外だよ〜w」
「だよな!」
「父さんと母さんは、悠菜が一番大切だからな!」
「照れるよ〜!w」
雨音麗
雨音麗
そう、妹の悠菜はとてもできた子だった。 勉強、運動、スタイル、愛想、顔面 全てがトップレベルだった。 才色兼備と言ったところだろうか。
そりゃ、そんな子がいたら、両親は出来損ないの子より、 なんでも完璧な子を求めるだろうね。
雨音麗
小学生時代は、その事がとても妬ましく思えた。 いじめだって、とてもとても悲しかった。 相談もした。でも、誰もまともに取り合ってくれない
その時から、私は人生を諦めていた。
諦めたその時から、私は陰口を言われても、 家族に比べられようと、どうでもよかった。 ただ、その日その日が生きれたらそれでいい。 詰んだら死ねばいい
それほど、人生がどうでもよかった
雨音麗
雨音麗
夕方___
お母さん
悠菜
雨音麗
お父さん
お父さん
悠菜
お母さん
家の中でも、私は空気のような存在だ。 自分たちに迷惑がかからなければ、基本何をしてもいい。
夜中に出かけようが、テストで赤点取ろうが、何しようが。
雨音麗
麗が自室へと戻った
悠菜
悠菜
お父さん
お母さん
悠菜
雨音麗
雨音麗
雨音麗
そうは言ったものの、本当は家族たちが探してくれるだろう。 まだ、あいされているだろう。 そう思いたくて、私は少ないお金と、私物をカバンに入れ、 家での準備を進めた
それから約1時間後
雨音麗
雨音麗
雨音麗
それから約5時間後 現在12時15分
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
それから約5分後
雨音麗
雨音麗
雨音麗
居ないと思っていた。だが、そこに小柄な男性が1人、 どこかを眺めていた。
雨音麗
「……」
雨音麗
雨音麗
どこか、私と同じような感じがする。
雨音麗
「……」
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
「お前も、そうなのか」
うつ伏せながら、ぽつりと呟いてくれた
そう言い、その小柄な男性は、顔を上げた
雨音麗
雨音麗
雨音麗
雨音麗
麗が公園を出ていった
コメント
11件
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