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テラーノベル(Teller Novel)

光冶

(僕が来た時お父さんがさなちゃんのお母さんを掴んで動きを止めてた。)

光冶

(直ぐにさなちゃん家の隣のおばさんが来て子供は入っちゃダメだと言われた。)

光冶

(僕がさなちゃんはどうしたのか聞くと外にいたさなちゃんの所へ連れていかれた。)

おばさん

光冶くんあのね。今とってもショックな事があったの。

おばさん

それで紗菜香ちゃんはまだ混乱して居てね、

おばさん

光冶くんとお話したら少し落ち着くかもしれない。だから光冶くん。紗菜香ちゃんとお話してくれなかな?

光冶

分かった、、、。

光冶

(僕は紗菜香ちゃんの場所へおばさんに連れられていく。)

光冶

さなちゃん?

紗菜香

光ちゃん、、、?

紗菜香

光ちゃん!!

光冶

(さなちゃんは僕にしがみついて泣き出した。)

光冶

さなちゃん、どうしたの?何があったの?

紗菜香

わかんない。何にもわかんない。ねぇ光ちゃんどうしよう。わたしどうしよう。

紗菜香

ねぇどうしよう。すみれが動かないの。お父さんも、、、。みんな動かないの。

紗菜香

ねぇどうしようどうしよう。なんで?なんで?わかんない。なんにもわかんない

光冶

落ち着いて。さなちゃん落ち着いて。

光冶

大丈夫だから。僕がいるから。大丈夫だから落ち着いて。

光冶

落ち着いて。深呼吸して。ゆっくり息はいて。

光冶

ねぇどうしたの?何があったの?ちゃんと話して。

光冶

(さなちゃんはまだ動揺していたが僕の言葉に従ってだんだん落ち着いてきた。)

紗菜香

わかんない。わたしもわかんないの。

紗菜香

すみれが叫んで。いつく兄がそっちに行って私も行ったらすみれが動かなくて。

紗菜香

いつく兄とお父さんがもみくちゃになっててお父さんが動かなくなって。

光冶

うん。それで?

紗菜香

お母さんが怒っていつく兄を叩いていつく兄も動かなくなって。

紗菜香

私の前に凜ねぇが出てきて凜ねぇも動かなくなっちゃった。

光冶

そっか。大変だったね。

光冶

(そうして僕はさなちゃんの頭を撫でる。でも、実は僕もさなちゃんの言ったことにかなり動揺していた。)

光冶

(でも動揺してしまったらさなちゃんをまた不安にさせると思ってできるだけ冷静になろうと取り繕った。)

光冶

(さなちゃんの言っていたことをまだ上手く理解できなかったがおばさんも聞いているし大丈夫だろう。あとは大人の仕事だ。)

紗菜香

ねぇ光ちゃん。どうしようどうしよう

光冶

大丈夫だよ。さなちゃん。

光冶

大丈夫。

紗菜香

どうして?大丈夫じゃないよ。

光冶

大丈夫だよ。僕が守るから。

光冶

さなちゃんを絶対守るから。

紗菜香

大丈夫じゃないよ。だってみんな居ないもん。

紗菜香

お父さんもいつく兄も凜ねぇもすみれもいない。

紗菜香

お母さんは?お母さんはどうしたの

紗菜香

会える?また暮らせる?お母さんと一緒に居れる?

光冶

、、、わかんない、、、。

紗菜香

ねぇどうしよう光ちゃん。みんな置いてっちゃう。

紗菜香

私の事置いてっちゃう。ねぇなんで?

紗菜香

私がダメだから?私が悪いから?

紗菜香

ダメだよ。私悪い子だから居なくならなきゃいけないのは私なのに。

紗菜香

そうだよ。私居なくならなきゃ。

光冶

さなちゃん?さなちゃんどうしたの?

紗菜香

光ちゃん。私ここにいちゃダメだよ。居なくならなきゃ

紗菜香

私居なくならなきゃ

光冶

さなちゃん落ち着いて。

光冶

(何を言っても聞こてないみたいだった。さなちゃんは一人でずっとブツブツ言ってる。)

光冶

(さなちゃんおかしくなっちゃったの?僕が守れなかったから。みんなを守れなかったせいでさなちゃんまで、、、。)

光冶

(そんなのダメだ。さなちゃんだけは、絶対守らないと。)

光冶

(僕が守らないと。)

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