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内原 翔
目が覚めると保健室のベッドにいた。 窓から見える景色は暗い。
内原 翔
養護教諭
養護教諭から俺がここにいる経緯を説明された。 どうやら休み時間に廊下で倒れていたらしい。
養護教諭
内原 翔
養護教諭
内原 翔
内原 翔
内原 翔
内原 翔
家に帰る途中でドラッグストアに寄って頭痛薬を買った。 ここ1ヶ月くらい、不眠による体調不良に悩まされていた。 原因は不明だ。
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
壁に寄りかかって偉そうな腕を組みながら見下したような目で圭悟は俺を見てくる。
内原 圭悟
父親のふりをしたのが事実だったのか奴は黙った。 俺は兄でありながらこの弟に少し緊張している。 なぜなら俺より2つ歳下の彼は成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗な完璧人間だ。 それに対して俺は平凡中の平凡。 こんなにも違う理由は、俺らは血の繋がった本当の兄弟ではないからだ。 再婚した両親の連れ後同士、義理の兄弟になったのだ。
内原 翔
ただでさえできの悪い自分が、優しく尽くしてくれる両親に迷惑をかけるわけにはいかない。
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
逃げるように自室に入りバタンとドアを閉めた。
内原 翔
そう呟いてカバンの中に閉まっていた市販薬を取り出す。
内原 圭悟
内原 翔
憎いはずの声がすっと頭の中に心地よく響く。 何故か早くしなければ思い、急いで鞄を置いてゆっくりとドアの隙間から顔を半分だけ覗かせる。
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
その命令に自然と顔を上げて目線を合わせた。 見つめ合って無言で2秒、気まずくて逸らそうと思えどなぜか逸らせない。
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
思考停止した。 まさか俺のダイナミクス性がSubだと勘違いしているのだろうか。
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
ばっと腕を広げて圭悟は俺を待つ。 おいでってなんだよ、と文句を言う前に事前に足が動いていた。 ぽす、と奴の胸におでこを擦り寄せるように体を密着させていた。
内原 翔
すると、圭悟の腕が俺の背中に回る。それまで考えていたぐるぐるが晴れるように心地よさだけが残る。 ふわふわした感覚を味わっていると、圭悟が俺の耳元に口を寄せる。
内原 圭悟
内原 翔
内原 圭悟
内原 翔
言われるがままに返事をすると、すっと圭悟の手が俺の頭の上に乗った。
内原 圭悟
内原 翔
褒められたその瞬間、腰が砕けてかくんと床に膝がついた。 圭悟の手で背中を支えてくれていなかったら、そのまま後ろに倒れていたかもしれない。 あまりの満足感に俺は急激な眠気に襲われて、そのまま脱力し気を失った。
内原 翔
内原 圭悟