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ハヤテ（長男）
……？
なんか……体が怠いような……
ハヤテ（長男）
でも…家事とかもしなきゃいけねぇし起きるしかないな…
ハヤテ（長男）
……おはよ
ユズリハ（四女）
あっ！お…おはようハヤテお兄ちゃん！
ハヤテ（長男）
はぁ…ユズリハか…
ユズリハ（四女）
えっ！？…アタシ何かしちゃったかな…？ごめんね…
ハヤテ（長男）
………別に
ユズリハ（四女）
（ハヤテお兄ちゃん、元気ない……）
その後学校にて
モブ太先生
じゃあ…ハヤテくん！分かるかな？
ハヤテ（長男）
………
モブ太先生
ハヤテくん！
ハヤテ（長男）
はっ！？あ、すみません……えっ………と……
ユズリハ（四女）
（やっぱりおかしい！ハヤテお兄ちゃんがこんな簡単な問題分からないわけないもの！！）
マドカ（五女）
（ハヤテ…一体どうしちゃったんですかね？ユズリハお姉ちゃんも気付いてるようですが……）
ハヤテ（長男）
（……くそっ…何だこれ…やけにふらふらしやがる…！熱い、寒い、怠い……）
シンタ（七男）
あっ！ハヤテだ！おいハヤテ、俺と勝負だ〜！！
ハヤテ（長男）
ｯ…悪いけど……今そんな気分じゃねぇんだよ…
シンタ（七男）
何ぃ！？
シンタ（七男）
（あれ？待てよ…何だこの断り方！！いつもなら睨みながら『やるわけないだろ、馬鹿シンタ』って低い声で言うのに…ハヤテ、流石の俺でも変って分かるぞ！！）
シンタ（七男）
ハヤテ…どうしちゃったんだよ！？断り方がいつもと違うぞ！！
ハヤテ（長男）
ｯ…
ハヤテ（長男）
（近くで叫ぶんじゃねぇよ…！頭が痛くなるだろうが！！）
ハヤテ（長男）
別に……いつもと変わんないだろ。
シンタ（七男）
いーや！！絶対違うｯ！
ハヤテ（長男）
（うっ…！頭いてぇ…ってか、意識…が…）
バタッ
シンタ（七男）
はっ？ハヤテ！？おいハヤテ！！
シンタ（七男）
な、なんで、いきなり倒れて…！しっかりしろよ…
シンタ（七男）
って熱ｯ！！すごい熱だ…
ハヤテ（長男）
………は？ここ、は…
シンタ（七男）
起きたか？ハヤテ！
ハヤテ（長男）
あ…シン…タ……
シンタ（七男）
お前熱がすごかったからユズリハに言って保健室の先生に言ってもらってブラックに連絡して早退したんだぞ！
ハヤテ（長男）
そうか…
シンタ（七男）
熱上がってそうだし安静にしとけよ！
ハヤテ（長男）
お前は…
シンタ（七男）
なんだ？
ハヤテ（長男）
お前は……ヒーロー……だな…
シンタ（七男）
！！
シンタ（七男）
（ハヤテが俺をヒーローって言った？これ相当弱ってるな…）
ハヤテ（長男）
ケホケホッ！
シンタ（七男）
うわっ！無理するなって……！（ハヤテの背中を摩る）
ハヤテ（長男）
シンタ……
シンタ（七男）
？
ハヤテ（長男）
あり、がと…
シンタ（七男）
どういたしまして！
シンタ（七男）
（元気の状態でこうだったらもっと嬉しいのにな…）
ユズリハ（四女）
ただいま…ハヤテお兄ちゃん、大丈夫？
シンタ（七男）
ユズリハ聞いてくれ！熱出したハヤテがすごい可愛くてな！！
ユズリハ（四女）
はぁ？シンタ…ダッサ！！熱出したお兄ちゃんが可愛いなんて失礼よ！
ユズリハ（四女）
今お兄ちゃんは辛いの！なのに、可愛いだなんて…
ハヤテ（長男）
ユズ…リハ…
ユズリハ（四女）
！ご、ごめんね！？起こしちゃった…？お兄ちゃんはいつも長男を頑張ってくれてるから…今は休んで？
ハヤテ（長男）
ユズリハ…いつも一緒にいてくれて…ありがと…
ユズリハ（四女）
！！
ユズリハ（四女）
（確かにシンタの言う通り、熱出したお兄ちゃん…可愛い////）
熱を下がったハヤテにこの事を話すと暫く口を聞いてもらえなかったのは別の話
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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