恋愛という問題が難しいです

青 Side

あれから1ヶ月

そろそろあの計画を実行しようと思う

…今頃気付いた 愛の力って凄いって

優音がいなくなってからずっと否定してきた。けどまた出会った

絶対に守らなきゃいけない人に

どんなに離れたたって、忘れられたってずっと黄くんの事を思ってるんだ

あの日、僕と調べた時辞書に書いてあることは本当なんだって

恋ってこういう事なんだって

伝えなきゃ…ｯｯ

自分の感情を押し殺してちゃダメだ

必ず伝える

君が好きだって

なんか…桃が変

1ヶ月前からこんな調子 なんか証拠掴めたのかな

どういう事だ？ だって…え？

名字違うじゃん。 義兄弟？

助けてあげなかったの？ 一緒に逃げられたじゃん

もしこの立場が桃だったら？ 黄くんは最初から助けてたよ

なんで… どうして… 桃

桃のお母さん…ｯ 辛いのに、話したくないのに

桃の事なんも知らないで 威張ってたんだ

帰り道と方向違うのによく知ってるなと思ったわ…

でも黄くんの家に桃を連れてってあいのか…ｯ 嫌な思い出が詰まった家に

待っててね、黄くん

黄 Side

段々と声が聞こえてきてる

きっと今日にでも目覚めるだろう

目覚めたら…どうしよう。 お母様…ｯ

とりあえずその状況に合わせよう 今じゃ何も分からない

意識もあとちょっと… あ、誰か来た

きっとお母さんにだろうなぁ

頭が回ってきた。 目が…覚める

僕のために泣いてくれてる。 優しいなぁ

本気で僕を逃がそうとしてくれてる。 でも青くんに来てほしかったのが本音

お母さんも一緒に逃げられたらいいな…

お母さんも地獄の日々を抜けられるよね？

お母さん Side

まだ黄に伝えたい事がある。

中々言い出せない

このタイミングで言うと黄が逃げれなくなる可能性も

私が本当のお母さんじゃないって

この前話も聞いたときに「桃」という子がいた

「桃」は黄のお兄さん

こんな側にいたのね

「桃」は気付いてると思う。 家の周りを何回も通ってるから

…すぐ離れ離れになったのよね

可哀想に… 私だって辛い

家族の関係を知らないで過ごしてるなんて

一刻も速く伝えたいわ

なんだ。分かってるじゃない

それをうまく伝えられないのね

頑張れ。お父様

お父様の感情が分かったから… 少しずつ計画がズレてきたわ

次回から最終章！ NEXT500♡〜