テラーノベル
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エントランスホールまで辿り着く。 そこには既に、メディアも野次馬も溢れ返っていた。 幾つものカメラ。 掲げられた端末。 飛び交う声。 その中心で、ライは歓迎するように両腕を広げている。 まるで、この状況を待ち望んでいたかのように。 集まった人々を観客にして。 ソルトとの関係が既に正式なものであるかのように、見せびらかしていた。
アスーカル
ミークワームの頬が引き攣る。
ユモト・リンネ
琳寧が慌てて、その腰へしがみついた。
アスーカル
アスーカル
アスーカル
言いながら、ミークワームは自分の腰に必死でしがみつく琳寧を見下ろした。 琳寧は離さない。 絶対に行かせまいと、腕へ力を込めている。
クロミヤ・ヒビキ
クロミヤ・ヒビキ
クロミヤ・ヒビキ
響希が奥歯を噛み締める。
ヴァローナ
小さな声。 ミークワームが、はっとヴァローナを見る。
アスーカル
ユモト・リンネ
ヴァローナ
ヴァローナ
声から、温度が消えた。 呆れたような。 理解を拒むような。 それでいて、底に憎悪を滲ませた声だった。 琳寧とミークワームは、揃って視線を逸らす。
ユモト・リンネ
アスーカル
その言葉に、ヴァローナは唇を噛み締めた。 息を吸う。 深く。 ゆっくりと吐き出す。
ユモト・リンネ
ヴァローナ
ヴァローナ
クロミヤ・ヒビキ
響希は戸惑いながらも、裏ポケットへ手を入れた。 取り出した封筒を、ヴァローナへ差し出す。 ヴァローナはそれを受け取ると、中身を確認した。 紙面へ視線を走らせる。 一度。 最後まで。 何も言わずに封筒へ戻した。 続いて端末を取り出す。 ミークワームから、先ほど見せられた証拠写真の数々を受け取った。 一枚ずつ。 確実に。 端末へ保存していく。
ヴァローナ
アスーカル
アスーカル
ヴァローナ
クロミヤ・ヒビキ
クロミヤ・ヒビキ
響希が目を見開く。 ヴァローナは答えなかった。 端末をしまう。 婚姻届の入った封筒を手に。 人で溢れ返るエントランスへ、視線を向けた。
ヴァローナ
コメント
1件
第23話読み終えたわ。ヴァローナさんの「は?」の温度感がめっちゃ怖くてゾクッとした…「片付けてきます」の一言で全部持ってく感じ、カッコよすぎる。婚姻届を突きつけられて冷静に証拠を保存する手際も、天才かよって思った。続きが気になりすぎる🔥
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