テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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黒の王と白の王

第2話 - 1話

2022年09月25日

#ファンタジー

#異世界

#魔界

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#王族

#貴族

結衣🌸🌙🖤

結衣

主です！

結衣

コメント、ハートありがとう！！

結衣

本編へLET'S GO!!

黒羽

……はぁ

黒羽

何かしたいなぁ。暇〜

夜光

黒羽！

黒羽

にぃ！

夜光

また本読んでんの？

黒羽

うん

夜光

魔族について調べてるのか？

黒羽

そうだよ

そう。私達は魔族。魔界に住んでるの。人間はいないわ。

私は王族。黒族とも言うの。

何で黒なのかって？それはね…

白は嫌いなの。

古来からずっと。

黒族の反対に白族もいるのよ。

敵対しているの。

黒の王と白の王がいて、白の王の子が私とお兄ちゃんと同じ歳って事ぐらい。2人もいるのに揃うってすごいよね。私はあった事ないけど。

夜光

知っても面白くないぞ。

黒羽

にぃ昔教えてくれたよね？

夜光

…っ……覚えてないな

黒羽

そう。

黒羽

ルゥは？

夜光

ルゥ？あぁ、瑠花か？

黒羽

うん。

夜光

朝食をとってたぞ。

黒羽

行ってくる。

夜光

おぉ

黒羽

ルゥ〜いる？

ルゥ

黒羽様？！

ルゥ

申し訳ございません。朝食をとっていて…

黒羽

ふふっいいのよ

黒羽

貴方もこの後も大変でしょう？

ルゥ

黒羽様も午後からまた魔法の練習でしょう？

黒羽

えぇ。そうね。でももう慣れたわ。

黒羽

練習の時間が来るまで私は自室にいるわ。

ルゥ

承知致しました(*^^*)

黒羽

ん〜何しよ〜

使用人

姫様。

使用人

練習の時間になりました。

黒羽

('-' )▒彡=ﾋｭﾝ

魔法を教える先生

黒羽様！急に来るから驚きましたよ〜。何時もよりムスッとされて…どうされました？

黒羽

皆、姫様,姫様って呼ぶのよ。

黒羽

ちゃんと呼んでくれるのは、にぃとルゥだけだわ。

魔法を教える先生

何だ。そんな事ですか。黒族に生まれた時からずっとずっとそうではありませんか。

黒羽

そ、そうだけど…何だか嫌になってしまって…

黒羽

私に魔法がなくて、魔族でもなかったら普通の暮らしが…何てね。少し今の生活が嫌になってしまっただけよ……

黒羽

(´-ω-｀)ふー

確かに、私は黒族に生まれて普通の人よりか贅沢な暮らしをしている。

ように見える。

実際のところ、黒族の娘だからって、王宮に閉じ込められている。友達も……。許可がある所にしか、行けないし。

魔法を教える先生

そう暗くなってしまっては美しい魔法も出せません。さぁ、魔法の練習をしましょう？

黒羽

ねぇ。何でこうなってしまったの？

魔法を教える先生

……

魔法を教える先生

王が禁忌を犯してしまったのです。

黒羽

禁忌？

魔法を教える先生

はい。

魔法を教える先生

黒羽様も18になる事ですし、私が知ってる事を話しましょう。

魔法を教える先生

この世界を統一した王、つまり、初代の王が禁忌を犯しました。その禁忌とは…魔法を作ることです。初代の王が世界を統一するまでは、この世界は魔法はなかったんです。それを、初代の王は魔法を作ってしまったのです。黒羽様もご存知なはずです。白と黒を分けるということを。魔法が作られるまでは、灰色の世界でした。白といえば、平和、暖かい気候、炎。人が暖かいと感じるもの。黒といえば、戦争、寒い気候、氷など人が寒いと感じるもの。白と黒、互いがあるから互いがあるのです。白と黒は天秤に乗せても常に同じなんです。禁忌とは、混ざりあってたもの（灰色）を黒と白に分けること何です。

魔法を教える先生

( ･ω･)o━━ ..｡.:*

ヽ`､ヽ`☂o(•ω•｡)`ヽ､`ヽ､

魔法を教える先生

元々この世界では、天候を作り出すことは、できません。全て自然に任せるのです。自然がやることだったものを魔法で人間がする事も禁忌だったのでしょう。

黒羽

よく分かったわ。

黒羽

でも何で、禁忌を犯したのか分からないわ。

魔法を教える先生

すみません。その後はよく分からなくて……何処にも乗ってもないし、王に聞いても……

黒羽