冬弥
すみません!探し物を手伝ってもらって…
司
いーや!俺も色々と手伝ってもらってるし大丈夫だぞ!
冬弥
良かったです…
どうやって殺す?……というか本当に殺していいのか?
司
ふっふっふっ…探し物など一発で見つけてやる…!!
冬弥
ふふっ頼もしいです
司
じゃああっち探してくる!
冬弥
ええ…
これはチャンスか…?
持ってきたナイフで…刺す!!
冬弥
………っ
類
やあ冬弥くん!
冬弥
あっ…!先輩…
類
今、何を持っていたのかな?
冬弥
あ、いえなにも…
類
………はっ
類
君も…やるんだ
冬弥
……君も、というと?
類
前に君のように殺ろうとしていた時期があった。
類
でも後悔する時がいつかくる
冬弥
……
類
そういうことはしない方がいい
類
君の身のためにもね
冬弥
俺は違う
冬弥
先輩がそうだったとしても俺はそうならない
冬弥
俺は目的を果たす
類
……っ!冬弥くん!!
はぁっ……思わず逃げてしまった……
司
冬弥…!すまん見つかんなかった…
司
む?なんだか疲れてるがどうした?
冬弥
あっ…いえ……ちょっと…具合悪くて…
冬弥
今日は帰っていいですよ…すみません
司
そうか……?…いや心配だ。
司
もしかして熱があるとか?
冬弥
あっいやそんなことは…
ズキッ…
司
ふらふらしてるぞ?!
冬弥
はぁっ…はぁ…げほっ…
司
冬弥っ!!
冬弥
……ん、ここは…?
司
あっ起きたか!
冬弥
司先輩…?
司
良かった…落ち着いたんだな
冬弥
えっまさかここって
司
ん?俺の家だぞ?
冬弥
……えっ??!!
一度殺そうとした人の家にいるだなんて…!
冬弥
そんな!悪いですよ!
司
そんな遠慮するな!病人なんだからな!
冬弥
まさか泊まるとかないですよね…?
司
えってっきり泊まるのかと…
冬弥
あっいやわかりましたっ…
司
明日は土曜日だし、親もいない!ゆっくりしてけ!
冬弥
えっええ……!!