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緑色の糸

第20話 - 第十九話

131

2024年09月26日

#兄弟

#家族

#ドラマ

氷織

「ぐおォォォォｫｫ！！!」

竹内沙希

ﾋｯ

江谷景介

下がっていてください

グサッ「ぐふっ、、、」

竹内沙希

ｶﾞｸｶﾞｸ

涼風宙

(すごい震えてる)

涼風宙

大丈夫ですか？

竹内沙希

ﾋｯは、はい

和泉識信

僕達がいる限り大丈夫ですから落ち着いてください

竹内沙希

は、はいごめんなさい

和泉識信

いえ、

涼風宙

これで一応一階は全部ですかね

江谷景介

そうですね

江谷景介

では地下へ向かいましょう

江谷景介

阿乱木さんが向かっていった様子だと、問題なく地下へ進めると思うのですが、

江谷景介

問題ないですね

和泉識信

はい

竹内沙希

すみません、ご迷惑をおかけしてしまっていて、

江谷景介

いえ、あなたが居ようと居まいとやることは変わりません

和泉識信

それに情報提供にもなりますからね

竹内沙希

、、、

竹内沙希

ごめんなさい、、、

「ｻﾞｷﾞｨｨ~」

竹内沙希

ﾋｯ

「約束ハ守ﾗﾅｲﾄねｪｪ〜」

竹内沙希

やっやめて、、ください

竹内沙希

お、お願い、します

江谷景介

状況説明、の前に仕留めたほうがよさそうですね

式神術ー海月ー桔梗

怪具操術ー天則刀ー炎天流舞

「ぐあああぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァァァ！！」

「いだぃ゙！イタィ゙ィ゙！！！」

江谷景介

あなたも大したことありませんね

和泉識信

１週間も人を閉じ込めるほどの力があるとはとても、、、

和泉識信

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

和泉識信

え、電話！？

和泉識信

ごめん！宙くん取ってくれる？！

涼風宙

えぇ！？

ﾋﾟｯ

篠咲椿

もしも～し

涼風宙

はい

篠咲椿

あれ？

涼風宙

今、和泉さんは手が離せなくて、

篠咲椿

そっかそっかー

涼風宙

どうかしました？

篠咲椿

あのね～君のとこにいる竹内さん、怪異とグルだよー多分

涼風宙

え、えっとー

篠咲椿

彼らは大丈夫だろうけど、君は危ういからね

篠咲椿

命の危険を感じたらすぐ帰るように！

篠咲椿

じゃあねー

涼風宙

えっちょっと！

ﾌﾟﾂ

篠咲椿

で？

篠咲椿

いい加減この結界解いてくんない？

「うる、、、サイ、畜生ｶﾞ」

篠咲椿

はぁ、まじで時間の無駄だよねぇ

篠咲椿

俺はいつでもあんたを殺せる、

篠咲椿

言ってくれれば殺さないであげてもいいよ？

「呪、、、ｯﾃヤル、、、！」

篠咲椿

やってみれば？

篠咲椿

そんなことが、この僕に

篠咲椿

できるもんなら、ね

和泉識信

いったぁぁ！

江谷景介

なーにしてるんですか、

和泉識信

いや、今のは避けらんないでしょ！

江谷景介

はぁ、

涼風宙

(何にもできない、、、)

涼風宙

(竹内さんがグルだったって伝えたいけど、本人が目の前にいるし、)

涼風宙

(どうすれば、、、)

竹内沙希

ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

涼風宙

(震えてる、、)

涼風宙

(罪の意識からか？)

竹内沙希

ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

涼風宙

、、、？

涼風宙

(何か言って、、呪文？)

竹内沙希

ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

涼風宙

(一体何をしようと、)

「宙くん！！危ない！！」

涼風宙

え、

涼風宙

、、、？

和泉識信

ハァハァ

和泉識信

死ぬかと思ったぁ

江谷景介

いや、死にかけてはいますが、

涼風宙

っ！

涼風宙

す、すみません！

涼風宙

僕のせいで、

涼風宙

(血が、どうしよう、、)

涼風宙

(頭は打ったのかな、、、でも、)

涼風宙

(意識はあるし、、、)

江谷景介

あの、

涼風宙

(僕のせいで、、、)

涼風宙

(これでもし、致命傷を負っていたら？)

涼風宙

(倒せずに、帰れなかったら？)

涼風宙

(どうやっても取り返しがつかないかもしれない、)

涼風宙

(どうしよう、どうしよう)

江谷景介

あのっ！

江谷景介

聞いていますか？

涼風宙

あ、すみません

江谷景介

危険ですので、

江谷景介

よそ見はしないでください、

涼風宙

わ、わかりました

和泉識信

やべーっ立てません、どうしましょう

江谷景介

じゃあ、座っててください

和泉識信

いや、あの江谷さんだけはちょっと危険じゃあ、

江谷景介

でも、やるしかないでしょう

怪具操術ー天則刀ー華火空・改

「ハハァ！ﾊｯﾊｯﾊｯ」

「ソノﾃｲ度の攻撃ガ効ｸﾄでも?」

江谷景介

ﾁｯ

江谷景介

(こいつなんだか段々と怪気が立ち昇っている気がするのですが？)

江谷景介

何なんですか、一体、、、

「ﾌｯ」

竹内沙希

危ない！！

江谷景介

っ

江谷景介

竹内さん！？

「ナンだいｻｷッ!邪魔スんｼﾞｬナイﾖ！」

竹内沙希

もうやめて！

竹内沙希

この人たちを傷つけないで、、、

竹内沙希

こんな私のために傷つけないで、、、！

「サキィ゙契約の違反ﾊ死罪ﾀﾞｿﾞォ！！」

竹内沙希

それでもいい！

竹内沙希

私なんて必要とされてないもの、、、

竹内沙希

私が生きてたって！人に、、、

竹内沙希

迷惑をかける、だけだもの、、、！

「死ねェェェ！！ｻｷぃぃ゙ぃ゙！！！」

竹内沙希

ぐっ

涼風宙

やめ、て、、、ください

涼風宙

そんなふうに、、、言う、、、のは、、、

涼風宙

あ、、、なたは、必要と、、、されている

涼風宙

少なくとも、、、僕は、あなたを必要としている人をひとり知っている、、、！

涼風宙

(辛そうな、泣きそうな目で、)

涼風宙

(心から心配する目でこちらを見ていた)

竹内沙希

え、、、そんな、誰、、、

涼風宙

長岡さんです、

竹内沙希

えっ、、、

涼風宙

あなたを本気で、、大切に思う人が、いる

涼風宙

そんなふうに、言わないでください

竹内沙希

、、、うっ、、、ううっｸﾞｽｯ

竹内沙希

うぅｸﾞｽﾞｯｸﾞｽﾞｯ

江谷景介

竹内さん、

江谷景介

あなたは自分のことを出来損ないだと言うが、そんなことはない

江谷景介

なぜなら、あなたは自分を犠牲にすることができる、たった数十分前にあったばかりの人間であるのに、

江谷景介

それは、誰でもできることではない

江谷景介

あなたは必要です

竹内沙希

あっありがとう、ございますｸﾞｽﾞｯ

竹内沙希

本当に、、ありがとう、ございますｸﾞｽﾞｯ

江谷景介

いえ、

和泉識信

ちょっ江谷さんよそ見してると危ないですよ！

江谷景介

ﾊｯ

「イだい゙っ！ｲﾀﾞｰい！！」

涼風宙

何、、、？

江谷景介

この怪異は本体ではないのですね

江谷景介

薄々は気がついていましたが、

和泉識信

椿さんたちが本体を祓ったんですね

江谷景介

えぇ多分

「おっおい！そこの子達！」

江谷景介

？

高原佑樹

おっ俺は高原という

江谷景介

あぁ高原さん、ご無事でしたか、

高原佑樹

それはそうなんだけど、

高原佑樹

それよりも、この子をどうにかしてほしい！

阿乱木琴

、、、

高原佑樹

何にも喋らなくて困ってるんだどうにかしてほしい！

涼風宙

(どっちもすごく困った顔をしている、、、)

江谷景介

いえ、あの、

江谷景介

この者は少し口下手なもので、えっと、

「アッーハッハッハッハッハッハッ」

篠咲椿

アハハッアハハッアハハハハッwww

篠咲椿

なっなにしてんのwww

篠咲椿

君たちっwww

江谷景介

ｲﾗｲﾗ

篠咲椿

あ、そうだ

篠咲椿

結界の大元は祓っといたから〜

涼風宙

結界？

和泉識信

結局ここじゃなかったのかー

篠咲椿

怪奇の濃度が濃かったり、量が多いからといって、本体とは限らないんだよ

和泉識信

勉強になります、

江谷景介

とにかく、帰りますよ

江谷景介

怪我をしている方もいるみたいですし

2ヶ月弱もサボってすいませんでした

謝罪はサブ垢にて

ばいばい

緑色の糸

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氷織

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