TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

緑色の糸

一覧ページ

「緑色の糸」のメインビジュアル

緑色の糸

21 - 第二十話

♥

101

2024年10月02日

シェアするシェアする
報告する

篠崎 椿

おはよう宙

涼風 宙

おはようございます

篠崎 椿

傷の調子はどうだい?

涼風 宙

見た目が派手なだけで、そこまで傷みません

篠崎 椿

そうかい

篠崎 椿

それは良かった

江谷 景介

篠崎さん、、、

篠崎 椿

あぁおはよう景介k

江谷 景介

朝のミーティングはどうしたんですかぁぁぁぁ!!!!!

篠崎 椿

え、

江谷 景介

木曜の!!朝は!!ミーティングが!!

江谷 景介

あ!る!ん!で!す!

江谷 景介

何度も言っていますよね???!!!!

江谷 景介

なぜいつも欠席するんですか!!!!

篠崎 椿

えぇっーとー、、、

江谷 景介

まさか、忘れてたとか言いませんよね?

「うあぁぁぁぁぁ!!」

和泉 識信

椿さんも懲りないよね〜

安坂 永斗

んねー

涼風 宙

あはは、

阿乱木 琴

、、、

吉野 紗南

皆さん!!

安坂 永斗

びっくりしたぁ〜

吉野 紗南

先日の現場の詳細説明書が届きました

吉野 紗南

共同の現場だったので見ておいたほうがいいかと

涼風 宙

詳細説明書?

篠崎 椿

現場で起きた事件の解析結果だねぇー

涼風 宙

なるほど

江谷 景介

あの廃ビルは心霊スポットだったそうです

篠崎 椿

無駄に数が多かったのはそのせいかぁー

江谷 景介

つまり、雨宿りで偶然立ち寄ったビルが心霊ビルだったってだけでしょう

和泉 識信

不運だったですねー

和泉 識信

でも、やっぱり竹内さんはグルだったんですよね?

和泉 識信

あれ?でも書いてない

江谷 景介

僕がもみ消しました

和泉 識信

えっ

江谷 景介

誰だって自分より遥かに強いものから高圧的にされたら、従うしかありません

江谷 景介

仕方のなかったことであり、上に報告するようなことでもありません

江谷 景介

それに、、、

あの人はまだ、希望を失うに早すぎる

俺は元々、なにか人より特出して優れているところがなかった

かといって、特出して劣っているところもなく、

平均的で平凡な能力しかなかった

性格だって特に優しくも厳しくもなく、

なんの特徴も特異性もない つまらない人間

それを自分でも理解していた

自分には江谷家を継ぐ兄弟もいるし、 適当に一族と御三家のために働いて、 適当に生涯を終えられれば満足だった

母が、死ぬまでは、

江谷 景介

、、、

江谷 景介

(母さん、どうか安らかに、)

江谷 瞬

ちっ勝手に死んでんじゃねぇよババァ

江谷 景介

は?

江谷 環奈

何言ってるのよ良かったじゃない、おせっかい野郎が消えて

江谷 景介

は?兄さん姉さん正気で言ってる?

江谷 環奈

当然でしょ、清々するわよ

江谷 環奈

娘である私の邪魔をしようだなんてとんだ毒親よね

江谷 環奈

ほんと、早くこうしとくべきだった

江谷 景介

え、

江谷 景介

どうゆうこと、、、?

江谷 環奈

おっと、口が滑ったわね

江谷 瞬

お前、故意がある呪殺は怪術連に報告だからな!

江谷 環奈

いいわよ報告したって

江谷 環奈

でも、当主になる私の意見のほうが通るんじゃない?

江谷 環奈

それであんたが逆に罪にでも問われたら笑いものよねぇアハハッアハハハハッ

江谷 瞬

ちっ

江谷 栄矢

だっだまれぇ!!

江谷 栄矢

江谷の信用を欠くようなことをするじゃあない!

江谷 栄矢

こっこれ以上信用が落ちたらぁ、、、ブルブル

父は臆病な人だった

だから、周りの言うことに逆らえず、 一族の衰退を誰よりも恐れていた

江谷 栄矢

あっあいつも、さッ逆らわなければぁ

江谷 栄矢

死ななかったかもしれないのに、、、

江谷 栄矢

馬鹿な奴だったなぁ

江谷 景介

はぁ?あんたが否定してどうすんだよ!

江谷 景介

一族の長の父上が母上を無下にしたら、この家のために死ぬ気で働いた母上はどうなるんだ!

江谷 環奈

煩いわねぇ騒ぎ立てないでよ

江谷 瞬

それがお節介だったつってんだろ

江谷 景介

あんたら、、、

江谷 景介

少しは母親を弔えよ!

江谷 景介

この人でなし!!!

母は一生涯を掛けて家に尽くし、 誰にでも優しく、家族を大切に思っていた

善人の典型のような人だった だからこそ、その善意が彼らには 自分への当てつけかなにかなのかと感じたのかもしれない

でも、死んでもなおそんな扱いであるなんて、

善行を尽くした母にはひどすぎる仕打ちだと感じた

そして俺は嫌気が差し、家を出た

家を出てしばらくは怪術連の本部で 働いていた

けして楽ではないけれど、 家にいるよりは退屈せずにいられた

善人ばかりのその場所は居心地も良かった

でも、俺は気づいた

自分が平凡であることに、

怪術連のほとんどが二十七名家の人間であり、

術式もありきたり、

自分が自分でなくともできることばかりであると気づいた

とにかく変わることに必死になって、

でも、きっと違う

俺みたいなその他大勢の一部が必要なんだ

よく考えてみれば別に人より優れていなくとも構わない

俺が望むのは、

善人の善行が報われること、

悪人が周知に晒され、裁きを受けること

当たり前を実現することだ

俺が主人公である必要はないのだ

江谷 景介

竹内さんも今回の件できっとわかったでしょう

江谷 景介

誰が秀でているとか劣っているとか

江谷 景介

そういうことではなく、誰かが欠けることが問題になる

江谷 景介

自分は何もできないんだなんて

江谷 景介

閉じこもっているよりずっと

江谷 景介

そっちのほうが楽です

涼風 宙

楽、、、ですか、、、

江谷 景介

ええ、

江谷 景介

考え方や捉え方に正解なんてないんですから

氷織

はい!お疲れ様でした

氷織

すみません、長かったですね〜

炎華

てか、サブ垢で謝ったみたいだけど、

炎華

それってつまりほのかを避けたってこと?

氷織

えっバレてる

氷織

だって怒られると思ったからぁ(泣)

炎華

怒るよそりゃ

炎華

どんだけサボってんだって話だもん

氷織

ごめんなさい

氷織

ちょっとリアルの方でごちゃごちゃしてまして、

氷織

でも!今後は投稿できると思いますので!

氷織

お楽しみに!

氷織

ばいばい

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

2

ユーザー

氷織先生!頑張って!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚