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父さんは、ずっっと、憧れのミュージシャンだった

父さんみたいな、パフォーマンスで、たくさんの人々を熱狂させたいって、小さい頃から何となく思ってて

でも、あの日からそれがハッキリした「夢」に変わったんだ

あの、「伝説」の夜に出会ってからー

観客 すげーな、これ、KEN達が目当てなんだろ?

観客 そうらしいぜー みんなどっかで今日はすげーもんが見られるって分かってて来てんだろうな

中学生ー

白石杏

父さんのイベント、いつも人気だけれど、今日は特にお客さんが多い気がするな。

歓声

観客 おい!そろそろ始まるぞ!

白石杏

白石杏

(すごい!すごい!すごいすごい!)

白石杏

(いつもより、ううん。今までで1番力の込めたパフォーマンスだ!)

白石杏

(こんなに沢山の人が、父さんたちのパフォーマンスに圧倒されて……!)

白石杏

(人がいっぱいで、苦しいくらいなのに、みんなも盛り上がって……!)

白石杏

(私も、もっと熱くなりたいって思えて……!)

白石杏

(…やってみたい!私もいつか、こんなイベントを開けたら…!)

白石杏

(ううん!やってみせる!この「RAD WEEKEND」を超える、最高のイベントを…!)

いつか絶対、やってみせる!!

数年後ー

白石杏

はい。コーヒーお待ちどうさま!

常連さん ありがとう。杏ちゃん。そういえば、相棒は見つけたの?

白石杏

ううん…まだ見つけてないんだー
ずっと探してるけど、見つからないんだよー

常連さん この前も、どこかのアーティストの誘い、断ったんでしょ?

確か、メジャーデビューも近い人だって聞いてたけど…

白石杏

うーん。いい人だったんだけど、「RAD WEEKEND」を超えるイベントをやりたいって言ったら、断られちゃって

常連さん そっか、それはダメだね

常連さん でも、無理だなって思う気持ちはわかるかもな

あれ超えるイベントってイメージもできないもん

白石杏

まぁ、やっぱりそうだよね

白石杏

でも、私はなんとしても絶対、超えてみせるから!

数分後

白石杏

よし、片付けはオッケーかな!

白石杏

父さん!カフェタイム終わったから、出掛けてくるね!

白石謙

ああ、またあの路上ライブのやつか

白石杏

そうそう!

白石謙

わかった

白石杏

じゃあ、行ってきます!

白石杏

よし!マイクもバッチリだし、歌おっかな

通行人 おっ、杏ちゃん。頑張ってな

通行人 杏ちゃーん!今日は友達も連れてきたんだー!

応援してるね!

白石杏

ふふっ!みんなありがとう!今日も思いっきり行くよ!

白石杏

♪ー!ー!

白石杏

(喉の調子もバッチリ、お客さんも増えてきたし、今日はもっと盛り上げちゃお!)

小豆沢こはね

…凄い

小豆沢こはね

カッコいい…路上であんな堂々と…

小豆沢こはね

私も、あんな勇気があれば…

続くー

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