父
いまから回転寿司いくぞ
竹久
よっしゃあぁぁぁぁ!!!
父
で後ろと前どっちに乗るんだ?
竹久
まぁどっちでもいいけど
父
じゃあ前にしとけ
父
もし絶世の美女が歩いててもすぐ目の前で見れるように
竹久
俺をなんだと思ってんだ父さん
父
なんだ興味ないのかその年で
竹久
興味ありまくりだよ
父
流石俺の息子だな
竹久
なにも誇らしくないよ
竹久
バタンッ(扉を閉める)
竹久
(あそうだった)
竹久
(そういえば父さん)
竹久
(ハンドル握ると性格変わるんだよなぁ)
父
それではお客様どちらまで?
竹久
(…タクシードライバーに、)
竹久
いや回転寿司でしょ
竹久
父さんから言ったんだし
父
かしこまりましたっ
父
いやーまた今年も寒くなってきましたね
竹久
う、うん
竹久
(普段敬語じゃないから、こっちがめっちゃ調子狂うわ)
竹久
(まぁ、毎度のことだけど…)
父
なんのネタがお好きなんですか?
竹久
まぐろとか赤身系だよ
竹久
てか知ってるでしょ
父
へ〜そうなんですね
父
私はウニとか鯖とか好きですかねー
竹久
渋いのが好きなんですねー
竹久
ってならねぇから
竹久
知ってるし
父
あ お客様
父
目的地にご到着しました
竹久
やっっと解放される
父
バタンッ(扉を閉める)
竹久
やっとついたーーー
父
よし食いまくるぞーー
父
お前も遠慮するなよ
竹久
さっきの運転してた記憶はどこいった
竹久
うまかったあー
竹久
もう無理
父
お前遠慮しなさすぎだぞ
竹久
父さんがいいっていったんじゃん
父
じゃあ帰るか
父
バタン(以下同文)
父
それでお客様にどちらにむk⋯
竹久
もう二度と乗らん!!!!!!!!