Ｑ．　いつ　しか　消えて　いく　もの　とは　？

２＿届か　ない．

教室

俺　は　挨拶　を　しない．

だって　...

しても　，返して　くれない　じゃん．　

俺　は　誰　にも　聞こえ　ない　よう　な声　で　呟いた．

がらっ

どーでも　いいじゃん　？ そんなこと．

でも　，　なんだか　嫌　な　予感　が　した．

びくびく　と　身体　が　震える．

左隣　の　席の　初兎ちゃん　， 左斜め　前　の　ほとけっち　には　ばれて　しまった．

聞き覚え　の　ある　声　が　頭　に　広がった．

がらっ

え　.. ？

嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　嘘　，

可笑しい　.. なんで　？

なんで　.. 居るの　？ 望　愛　さん　が　... っ

... は　？ なに　言ってるの　.. ？

身体　の　震え　が　止まら　ない．

可笑しい． なんで　？ 　　

なんで　，あんなこと　しながら　...

　 友達　''みたいに'' 接　して　くるの　.. ？　

昔　の　こと　が　蘇る．

ぎりり　と　頭　が　痛む．

なんで　？

また　....

「　俺　を　苦しめ　に　来たの　？　」

俺　は　呟く．

その　瞬間　がくっ　と　視界　が　暗く　なった．

俺　は　鈍い　音　を　立て　， 椅子　から　崩れ　落ちた．

２人　の　慌てる　声　，

生徒　の　視線　，

そして　...

...

望　愛　さん　の　小さな　笑い　声．

この　声　は　...

俺　に　しか　聞こえて　いない　の　だろう　...

''誰　にも'' 聞こえて　いない　の　だろうか．

ねくすと↪︎