傷ついた君

こたがいいって思ってたら無意識にこたに電話してた、

俺があいつと付き合ってるのは病弱の母さんを直してくれるからって

なのに...なのに..ｯｯあいつは母さんの病気を治すどころか母さんの首を絞めて

俺の目の前で母さんを殺した。

その時点で俺はあいつとわけれたいだけを考えてた

俺の体は道具としか思えない、唯一愛してくれてた母さんを殺された、

しかも、俺が大好きなこたとも縁をきれって

そうじゃないと殺すって

こたを殺されたくないから縁切って、

あいつと付き合ってる。

俺はこたがいい、こたなら優しいし、

俺の事を誰よりも愛してくれる、

毎日毎日殴って、ヤって、っての繰り返し

俺の心と体もそろそろ限界に近い、

ｶﾞﾁｬｯ

久しぶりに会ったくにおに、いきなりキスされた

キスされたと当時に俺は頭を打った

くにおの服装はいつもより乱れていて

くにおらしくない香水の匂い

あざ、キスマ、くにおの首には首輪

首元、鎖骨、肩、腕、お腹、胸には

数えられないほどのキスマとあざ

いつものピンはなくて、

ボタンがズレてたり外れてたりのカッターシャツをきてる

ズボンは履いてない、

抱きしめようとしたら

白い液体が糸を引いて落ちてた

今付き合ってる彼氏とやったあとだろうな

久々に聞くこたの声

久々に優しく抱きしめてくれた

こたの安心感で俺は涙が止まらなくて

もしかしたらあいつが帰ってくるかも知れないのに

俺は、こたとずっとハグをした、

くにおの目はすっごく暗かった、

本当はすっごい怖いはずなのに

そこまで追い詰めたあいつを、今すぐに殺したい、

俺がくにおの背中をさすってたらくにおは落ち着いて

そっぽ向いている

でも、俺の服は今でも破けそうなぐらいに握っている

ｶﾞﾁｬｯ

情けなすぎる、

今くにおは殴られてる事間違えない、

次会う頃には今日の倍あざがあるって

考えただけでも、引き返したい助けたい

でもくにおが「これ以上俺の大切なもを奪わないで」って言われたら

もうでるしかない、

次こそは、絶対に助ける