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僕は周りの人間が嫌いだ
小太郎
お腹すいたな…
小太郎
でも、帰る家もないからゴミ箱に何か捨ててないかな…
ガサゴソ
男の人
こらー！
男の人
何やってるあっちに行け！
石を投げっける
小太郎
痛い！
小太郎
あ、足怪我しちゃった…
女の人
見て、あの子きたなーい(ヒソヒソ)
女の人
ねー(ヒソヒソ)
小太郎
(聞こえてるっての)
小太郎
ここにいても仕方ない…
小太郎
また別のとこに行かなきゃ…
小太郎
でも、もうお腹がすいて動けないや…
小太郎
あれ？…視界が…ぼやけて…
バタッ
？？？
可哀想に…
？？？
助けてやろう…
小太郎
ん？
？？？
あ、よかった！
？？？
気がついたかい
小太郎
(ここは、どこだろう？)
？？？
全然起きないから死んだかと思ったよ
？？？
ここは、病院だよ
？？？
お腹減ってるだろ！
おごるよ
おごるよ
小太郎
(このお姉さん優しい…)
小太郎
(ダメだ！ダメだ！人なんて信用できない！)
？？？
でも、1人で生きていくのは辛いよね
？？？
私もわかるよ
小太郎
(もしかして、このお姉さんも1人なのかな？)
？？？
じゃ私は、そろそろ行くよ
その時僕は思わずそのお姉さんの腕をつかんだ
？？？
仕方ないね、うちに来る？
小太郎
(｡_｡`)ｺｸ
？？？
分かったよ！
10分後
？？？
ここだよ
？？？
誰も招いたことがないんだ
？？？
そうだ、名前言うの忘れてた
？？？
私は、なづき
なづき
それにしても、お前少し汚いね一緒に風呂入ろう
小太郎
Σ(///□///)
小太郎
(ぼ、僕はいいよ)
((`ω´｡)(｡`ω´))ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
((`ω´｡)(｡`ω´))ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
なづき
遠慮せずにこい
小太郎
(///_///)
なづき
すごい汚れてるね～
ゴシゴシ
なづき
よし綺麗になった
お風呂の後
なづき
一緒に寝るか
小太郎
(｡_｡`)ｺｸ
なづき
ところでお前名前は？
小太郎
ぼ、僕の名前は…
なづき
あ、そうだった
なづき
言葉が分からないんだ
なづき
これを首に付ければ、私でも言葉が分かるぞ！
なづき
それ、つけてなよ
小太郎
はーい
なづき
で、お前の名前は？
小太郎
僕は小太郎
なづき
小太郎ね
なづき
小太郎はなんで1人でいたの？
小太郎
僕は家族に捨てられたんだ
小太郎
血は、繋がってなかったけどその人達すごく僕に優しくしてくれて
小太郎
でも、その人達に子供が出来て僕は全然相手にされなくなった
小太郎
それが、嫌で僕その人達の子供に手を出したんだ
小太郎
そしたら、追い出されて….
なづき
そっか、それは辛かったね
なづき
(｡´･ω･)ﾉﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
小太郎
触るな！
バシッ
小太郎
はっ！
小太郎
ごめんなさい…
なづき
いや、良いんだよ
なづき
もう寝よ！おやすみ
小太郎
おやすみなさい
翌日
なづき
私は、出掛けてくる！
小太郎
分かった
なづき
ついてきちゃダメだよ！
なづき
危ないから
小太郎
うん
小太郎
(お仕事どんなことしてるんだろう)
小太郎
(制服来てたけど学生だよね)
小太郎
(でも、夜いない時あるから…)
僕はなづき姉がいない時はゴロゴロした
こんなにのんびり出来るのはいつぶりだろう
小太郎
でも、なづき姉がいないと暇だなぁー
そしてある日僕はなづき姉にこっそりついて行った
なづき
おい化け物！
なづき
ここから出ていけ！
悪霊
お前が霊媒師なづきだな！
小太郎
あれが、なづき姉の仕事！？
なづき
そうだ
悪霊
殺してくれるわ！
ガッ！
なづき
いったー
悪霊
これで終わりだ！
小太郎
なづき姉危ない！
ドサッ
なづき
えっ！？
なづき
嘘だよな小太郎！
なづき
もう許さないお前を殺してやる！
なづき
南無阿弥陀仏
悪霊
そんなの効くわけなかろう
なづき
フッ、それはどうかな
なづき
不浄調伏魔魅矙食(ふじょうちょうふくまみかんじき)
悪霊
ぎゃあああああーーー
なづき
小太郎ごめんね
小太郎
なづき姉謝ることないよ
小太郎
僕はなづき姉の力になりたかったんだ！
小太郎
でも、もうさよならだね
なづき
嫌だよ！
小太郎
小太郎
なづき
小太郎？
小太郎
・・・
なづき
こたろおーーー！
小太郎
(なづき姉大好きだったよ)
なづき
小太郎のバカ！
なづき
猫のくせにあんな奴相手に死ぬなんて！
その後、なづきは小太郎のお墓を作ってあげた
なづきには霊媒師だからこそ 猫であれ人間の心を持ってしまうことを知っていた…
黒猫
はい、どうも黒猫です
黒猫
今回のお話は楽しんで頂けましたか？
黒猫
今回は少し悲しいお話ですね
黒猫
そして、小太郎が猫だと分かりましたか？
黒猫
少し意外と思った方や、このお話が少しでも面白いと思った方、そしてこのお話が悲しいと思った方ハートよろしくお願いします
黒猫
では、また
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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