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安藤陽葵
澤村春馬
こうも、照れたように 焦ったように言うのを見ると、 ソウイウコト、をするお誘いなのでは。 そう思う。
かくいう私は、 まだ、ソウイウ経験はない。 いわゆる、処女…ということである。
安藤陽葵
私の言葉に、コクリと頷く春馬。 やっぱり、 ソウイウコトだ。
家に帰った私。 結論、春馬のお誘いを承諾した。 でも、まだ、心の準備は出来ていない。 心臓なんて、ばっくばっくと跳ねている。 こういうこともあろうかと、 予め、男の子の好きそうな下着を 買っておいて良かったと思う。 白か黒か。 春馬はどっちが好きかな…。 なんて。
安藤陽葵
春馬が迎えに来てくれて、 春馬の家まで話しながら歩く。 道中も、手を繋いでいて、 心臓の音が伝わりそうで恥ずかしい。
相変わらず、 春馬は道路側。私は内側。 そういう春馬を知っているから、 これからの行為も怖くない。
春馬の家に着いて、 部屋に案内される。
ドアを開けて入ると、 男の子らしい部屋。 目の前にはベッドがあって、 部屋には春馬の優しい匂いがあって。
安藤陽葵
玄関でも言った言葉をもう一度言う。 どこに座ったら良いかと聞くと、
澤村春馬
そう言って、 ベッドに座った春馬は、 自分の隣を叩いて、 座るように合図した。
安藤陽葵
澤村春馬
安藤陽葵
クイッと、春馬の服を引きながら、 おずおずと尋ねた私。
澤村春馬
下から私の顔を覗き込んで、 大丈夫?と尋ねてくれる。 私がこくりと頷くのを確認すると、 トン…と肩を押され、 柔らかいベッドに身を包まれる。
澤村春馬
安藤陽葵
澤村春馬
スルッと、服の中に手が滑り込む。 その拍子に、ピクリと反応する私の身体。 布の擦れる音が、 静かなこの部屋の中で響いて、 頭がおかしくなりそうだ。
安藤陽葵
上が脱がされて、 下着だけになったところで、 優しいキスを落とされる。
すると、舌が唇を割って入ってくる。 もう、深いキスも何度か経験した。 私の舌と春馬の舌が混ざって、 閉まらない口からは、 どちらとも分からない唾液が垂れる。 クチュクチュとなるキスの音は、 私の頭を支配した。
安藤陽葵
気持ちいい…そう思うと、 どんどん目の前がふわりとして、 ぼーっと、頭が機能しなくなる。
澤村春馬
ふと、止んだキスの後に、 そう呟いた春馬は、 再び優しいキスを落とす。
次第に、落とされるキスは、 唇から頬、 頬から首、首から鎖骨…と落ちていく。