想像しながら、ご覧ください。 空穂音 心
雅士
今 いいか?
優人
大丈夫だけど
雅士
優人 前に俺のおじさんが
マンション持ってるって言ったの
覚えてる?
マンション持ってるって言ったの
覚えてる?
優人
あ〜。うん。
雅士
そのおじさんのマンション
一室だけ埋まらないんだよ。
一室だけ埋まらないんだよ。
優人
なんで?
雅士
俺も分かんねぇ。
ただ、霊的なもんかも
ただ、霊的なもんかも
雅士
だから、優人霊感強いだろ。
優人
まぁ…そこそこ
雅士
一日 その部屋に泊まって
検証してくれないか。
検証してくれないか。
雅士
もちろん。謝礼はでるから。
優人
状況確認か。
まぁ、一日なら大丈夫。
まぁ、一日なら大丈夫。
雅士
ほんとか?
優人
お前には仮があるから。
優人
今回だけなら。
雅士
まぁ 仮って言っても
昼飯おごった程度だけど
昼飯おごった程度だけど
雅士
でもよかった
雅士
ありがとう。
優人
また 飯頼むな。
雅士
はいよ。
そして、一週間後
管理人
すまないね。優人くん。
家具家電は入っているから。
家具家電は入っているから。
優人
ちなみに失礼ですが
この部屋で事故や事件などは?
この部屋で事故や事件などは?
管理人
ないよ。だから不思議なんだ。
優人
ありがとうございます。
優人
1日よろしくお願いします。
管理人
じゃぁ これ。鍵ね。
優人
はい。お預かりします。
部屋に入るなり、まずそれは そこにいた。
すると電話が。
優人
もしもし
雅士
もしもし?
そろそろ部屋かと思ってかけた。
そろそろ部屋かと思ってかけた。
雅士
どうよ。何か異変ある?
優人
うん。
部屋全体の空気重いね。
部屋全体の空気重いね。
雅士
よく聞くやつじゃん。
優人
それと
雅士
それと?
”ベッドに女が座ってるね。”
雅士
まじ…
雅士
いや。俺はもうお腹いっぱい。
優人
それだけじゃないとは思う。けど。
優人
あとさ。なんで1LDKに
ダイニングテーブル?
ダイニングテーブル?
雅士
安かったらしい。
優人
あっ! そう。
優人
とりあえずまた連絡する。
部屋は1LDKで家主兼管理人のはからいで 家具家電は揃っていた。
優人
とりあえずさすがにベッド
じゃ…寝れないし。
じゃ…寝れないし。
優人
その下に布団敷くか。
そして最初は仰向けで寝てたけど ベッドの女が…
別れない。別れない。別れない。
ってずっと言うもんだから、 背を見けて寝た。
深夜2時頃
「ドンドン ドンドン」 音がなる。
優人
何かめっちゃうるさいんだけど。
優人
なに?
優人
リビングから?
リビングに繋がる扉を開けると ダイニングテーブルに
男と女が黙って首だけこっちを向き、 優人を見る。
優人
この時間にそれはさすがに
優人
怖いよ。
優人
とりあえず音のなるのは…
優人
冷蔵庫?
優人
ここまで来たらやな予感しかしない。
そして 冷蔵庫を開けると
”さむいよ。あかないよ。 こわいよ。”
優人
うわっ!!
そこには男の子が…
優人
いや。さすがに…
そして後ろを…向いた瞬間
”出ていけー”
4人の霊が優人の前に立って言った。
優人
この部屋に住む霊たちの原因は
優人
リサイクルショップで買った
優人
家具家電によるものでした。
優人
でも 1番怖かったのは
優人
ベランダから覗く
優人
管理人の存在でした。
優人
どうやら取り憑かれていたようです。







