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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

夢小説注意

結蘭

ある人にこんなことを言われた…

「お前の過去ってどんなの?」

「お前って不思議だよな~」

「誕生日も知らなければ、」

「性別も、好きなものも知らない…」

「しかも、いろんな人を助けるし、」

「ほんと、お前って」

「何者?」

結蘭

って、いうのを言われた…

結蘭

自分では、どうでも良かった…

結蘭

自分が何者なのかも、

結蘭

どんな過去を持っているのかも…

結蘭

だって…

結蘭

そんなこと、自分自身が分かっていればいい…

結蘭

それに、

自分でも、自分が何者なのかを知らないから…

結蘭

でも、一番記憶に残っているのは

結蘭

一番始めの人生の事…

自分は、生まれた場所も知らなければ

両親の顔すら知らない

覚えていることは、

育ちは孤児院、だということだけ…

自分は、物心ついた時から

孤児院にいた…

痛みも、味も、感情も

何もかも無かった…

孤児院でも、いないような存在だった…

だが、自分を見て立ち止まる人が居た…

女性が一人と、男性が一人…

その人たちは、着物の様なものを着ていた

2人を見ていると

自分の部屋に入ってきた

部屋にはいると、自分に近づき

自分の手を取り、部屋の外へ連れ出した…

外は眩しかった…

自分は2人に名前を聞いた

美琴

私は、美琴!(みこと)

俺は、葎!(りつ)

君の名前は?

結蘭

………………………

自分に名前なんて無かった…

そんな自分に…

美琴

じゃあこの子の名前を考えよう!

名前をつけてくれた…

何にしよっかな~

美琴

でも、この子の性別も分からなかったから、

どちらの性別でも良いような名前か

それで、決まったのが

結蘭

という名前…

2人は、巫女だったらしい…

また2人は私の手を引き…

美琴

此処が私達が巫女をやってるところ!

君も今日から此処に住むんだ!

2人は、自分に居場所を与えてくれた

まずは服だな!

美琴

結構似合ってるわね!

自分に着るものを与えてくれた…

美琴

此処は貴方の部屋!

美琴

貴方が自由に使って良いのよ!

自分に部屋を与えてくれた…

ご飯だぞ!

美琴

やったー!

結蘭

(美味しそう?)

自分に食べ物を与えてくれた…

美琴

おやすみなさい…

おやすみ…

自分に寝床を与えてくれた…

美琴

wwwwwwwwwwww

~~~~~~笑

結蘭

………………

自分も、喋ることは出来る…

でも、

笑えないことは、感情がないことは変わらなかった…

美琴

貴方はもうじき此処の巫女になるのよ!

俺達の後を継いでくれ!

結蘭

…はい……

自分はそんな2人が大好きだった

2人といるのは、幸せな時間だった…

でも…

幸せはそう長くは続かない_______

異変が始まったのは

神社で祭りをした次の日からだった…

始まりは、

美琴が通り魔に刺されたことからだった…

自分達は、ただの偶然だと思った…

でも、その日からは…

自分達の生活が変わった…

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