夢小説注意
結蘭
「お前の過去ってどんなの?」
「お前って不思議だよな~」
「誕生日も知らなければ、」
「性別も、好きなものも知らない…」
「しかも、いろんな人を助けるし、」
「ほんと、お前って」
「何者?」
結蘭
結蘭
結蘭
結蘭
結蘭
結蘭
結蘭
自分でも、自分が何者なのかを知らないから…
結蘭
結蘭
自分は、生まれた場所も知らなければ
両親の顔すら知らない
覚えていることは、
育ちは孤児院、だということだけ…
自分は、物心ついた時から
孤児院にいた…
痛みも、味も、感情も
何もかも無かった…
孤児院でも、いないような存在だった…
だが、自分を見て立ち止まる人が居た…
女性が一人と、男性が一人…
その人たちは、着物の様なものを着ていた
2人を見ていると
自分の部屋に入ってきた
部屋にはいると、自分に近づき
自分の手を取り、部屋の外へ連れ出した…
外は眩しかった…
自分は2人に名前を聞いた
美琴
葎
葎
結蘭
自分に名前なんて無かった…
そんな自分に…
美琴
名前をつけてくれた…
葎
美琴
葎
それで、決まったのが
結蘭
という名前…
2人は、巫女だったらしい…
また2人は私の手を引き…
美琴
葎
2人は、自分に居場所を与えてくれた
葎
美琴
自分に着るものを与えてくれた…
美琴
美琴
自分に部屋を与えてくれた…
葎
美琴
結蘭
自分に食べ物を与えてくれた…
美琴
葎
自分に寝床を与えてくれた…
美琴
葎
結蘭
自分も、喋ることは出来る…
でも、
笑えないことは、感情がないことは変わらなかった…
美琴
葎
結蘭
自分はそんな2人が大好きだった
2人といるのは、幸せな時間だった…
でも…
幸せはそう長くは続かない_______
異変が始まったのは
神社で祭りをした次の日からだった…
始まりは、
美琴が通り魔に刺されたことからだった…
自分達は、ただの偶然だと思った…
でも、その日からは…
自分達の生活が変わった…