希美
碧人と
希美
別れる···?
母親
ええ。
母親
もう5年も経つのよ。
母親
希美ちゃんの人生を壊したくないの。
母親
申し訳ないとか
母親
思わなくていいのよ。
母親
希美ちゃんは碧人のこと忘れてくれていいから
母親
ね?
そんなの···
そんなの···!
希美
そんなの
希美
できません!
病室に
私の声が響いた。
希美
碧人を忘れるなんてしません!
希美
別れるつもりだって無いんです!
希美
碧人が好きなんです。
希美
碧人のためにならなんでもしたいんです!
希美
碧人が居るから
希美
私の人生は幸せなんです。
希美
壊したりなんてしてない。
希美
いつも、碧人が私を
希美
救ってくれたんです。
希美
私だって
希美
力になりたいんです!
夢中になって
思ってること
吐き出した。
母親
母親
そう。
母親
ありがとう。
母親
こんなに想ってもらえるなんて
母親
碧人は幸せ者ね···。
母親
これからも
母親
よろしくね···。
···。
希美
はい。
私がそう答えた
次の瞬間。
待ち望んだ瞬間だった。
5年も
ひたすら
待ち望んだ
この瞬間。
碧人
希美···?
碧人が
目を覚ました。
続きます。
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