1日目・昼 食堂
それから私たちは、建物内を探索。 そして、食堂に行き着いた。
厨房の台の上には、 カップラーメンやパンが並べられており、 冷凍庫の中には、冷凍食品もあった。
飲み物もあり、それぞれ手にとって 食堂の椅子に座った。
轟 大地
轟 大地
趣味は、ブランド物の靴と帽子とか。
夜のコンビニ帰りに襲われた。
こんな感じに、犯人について、 何か知ってるかの情報を交換兼ねての 自己紹介が始まった。
牟田 歩夢
自分は部活の帰りだったかな?
轟 大地
牟田 歩夢
轟 大地
牟田 歩夢
次の人、どうぞ
次は、ここから出たいと暴れてた男子 でも、顔をそっぽ向けたままだ。
園田 大夢
原井 有
原井 有
自分もコンビニ帰りに。
……牟田くんとは、親友
牟田 歩夢
園田 大夢
そっちの女子だけじゃないんだ?
と、彼はこっちを見ながら話す。
園田 大夢
金目当てで待ち合わせ場所行って、
ワゴン車に乗ったら意識飛んだ。
ぐらいだな。
浅野 美雨
姉と買い物してたんですけど、
その帰りに、拉致されました。
轟 大地
浅野 美雨
ここにいないということは、
多分私だけでしょう……
江野 夏子
私はピアノの帰り道でした。
鈴本 杏
犯人とかなんて忘れた
轟 大地
鈴本 杏
轟 大地
俺たち高校生なのに〜
鈴本 杏
園田 大夢
石山 くるみ
えっと、何してたかな……
道を歩いてたら、捕まりました
轟 大地
石山 くるみ
青木 沙良
私は、部活の帰り道に。
くるみちゃんとは、小中と一緒です。
これで、ひとりを除いて、 全員の自己紹介が終わった。
園田 大夢
原井 有
園田 大夢
あの地下室に全員集合だ。
園田 大夢
してもらって大丈夫だ。
園田 大夢
ゲームについて考えるならそれでいい。
園田 大夢
絶対にやめてほしい。
園田くんは立ち上がる。 右手にはりんごジュースのパック。
園田 大夢
牟田、原井、くるみの3人。
園田 大夢
牟田くんと原井くん、 親友と言っていたけど、対立する 状況になってしまった。
だけど、たまに顔を合わせて 互いにコンタクトを取っている。
伊東 淳太
原井 有
伊東 淳太
犯人の言いなりになるんですか!?
原井 有
僕も行く
青木 沙良
石山 くるみ
結局、園田以外の全員が 脱出方法を探しに行くことになった。
1日目・昼 1F
そこから、私たちは 2組に分かれて行動を始めた。
轟 大地
石山 くるみ
青木 沙良
伊東 淳太
これじゃあ何も……!
轟 大地
大地くんは伊東くんの前で止まる
轟 大地
ただ逃げるだけじゃ殺される
彼はそう言うと、 自分の首輪を触った。
轟 大地
あと、あれも。
そう言って、 あらゆる天井に付けられている 監視カメラを指さす。
轟 大地
監視カメラに見られてたら追われる
轟 大地
首輪を壊すところなんて丸見え
轟 大地
青木 沙良
全員首輪に殺されるかも
伊東 淳太
伊東 淳太
轟 大地
もう、どうしようもないだろ
ここにいる4人は立ち尽くした。
正直、私に、逃げる希望なんて 無いのと同じだった。
轟 大地
大地は3人に尋ねる
轟 大地
なった事あるやついる?
青木 沙良
石山 くるみ
伊東 淳太
轟 大地
あの園田ってやつか
伊東 淳太
轟 大地
怒っても何も良い事ない
伊東 淳太
犯人にだけでなく、あいつにまで……
くそっ!!
そして、大地はそのまま、 くるみに聞く。
轟 大地
石山 くるみ
轟 大地
石山 くるみ
轟 大地
結局、私たちは探索を諦めた。
逃げ出せるような場所も無ければ、 首輪の壊し方も、 監視カメラの掻い潜り方も無い。
このまま、犯人たちの言う通りに ゲームが進んでしまうのだろうか。
そう悩むうちに、8時がやって来た。
ゲームの時間だ







