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幼馴染がサイコパスだった件

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幼馴染がサイコパスだった件

1 - 幼馴染がサイコパスだった件

♥

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2019年12月16日

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僕達って本当に運命だよね!

あはは!またその話?

だって同じ病院で生まれて隣の家で育ってさ!

そうだねぇ〜

親同士も仲良いし!

私も本当にすごいと思うよ!

私達は赤ちゃんの頃からずっと近くで育ってきてる

それが間違いだったのだろうか

中学の時真が転校した

その日から私達はよく電話をしていた

ついに愛に彼氏できたのか…

え、なんで知ってるの?

…友達から聞いた!

あ、そうなんだ〜

(でも私の高校に真の知り合いはいないはず)

私は不思議に思ったが真が話を逸らしたから気にしない事にした

てか愛前より可愛くなったな

え?私に会ってもないのに冗談やめてよ〜!

分かるさ!幼馴染だし!

そういう事!?

うん!

え〜!?

私はこの時少しの違和感を覚えた

てか最近なんかあった?

え、どうして?

声が元気なさそうだから

…ちょっと最近ね

どうした?

なんか誰かにあとつけられてるような…

は!?まじで!?

でも気のせいかもしれないし…。

じゃあもう少し様子見てみよ?

…うん。そうする。

数日後

やっぱりあとつけられてるみたい

まじで!?

なんか前より酷くなった気がする

それはまずいな

どうしよう。親に言うべきかな?

愛の親心配症だから警察沙汰になっても大変じゃないか?

警察沙汰はやだから話さないでおく

なんかあったら俺だけに言えよ

うん。ありがと。

でもこの行為が終わる事は無かった

キーンカーンカーンコーン

先生

ほら!席に着け!

クラスメイト

え〜先生来るの早すぎ!

もう高校3年目の春を迎えた

先生

今日は転入生を紹介するぞ

クラスメイト

まじ!?可愛い子来い!

(転入生って誰だろ)

先生

入って来て良いぞ

え…

…愛!久しぶりだな!

クラスメイト

愛の知り合いなのか!?

あ?愛だと?

真が私の名前を呼んだクラスメイトを睨んだ気がした

う、うん!幼馴染なの!

付き合ってます!

真が私に抱きついてきた

クラスメイト

え〜!付き合ってるの!?

付き合ってないから!てか離して!

クラスメイト

あはは!仲良いんだね!

も〜酷いな〜

ったく

クラスメイト

まあ、愛は彼氏いるしな

クラスメイト

ラブラブだもんね〜

次はクラスのみんなが私をからかい始めた

先生

ほら!授業始めるぞ!

先生の合図で授業が始まった

昼休み

今、健太とどんな感じ?

え?なんで彼氏の名前知ってるの?

はぁ

どうしたの?

やだなって思ってさ!

なんか真変わったよね

え!?どこが!?

なんか怖い…

なんで!?

なんか全てを見透かされてるみたい

愛の事なら任せろ!

なにそれ〜

てか今日俺の部屋来ない?

良いよ!

お邪魔しま〜す

お茶持ってくるから適当にくつろいでて

真は部屋から出て行った

真の部屋懐かしいな〜

棚にあった写真に手を伸ばしたら隣にあった箱にぶつかった

ガシャッ

落とした勢いで中の物が出てきた

あ、戻さないと

中にはヘッドホンやカメラなどが入っていた

カメラの画面がついた

…な、にこれ

そこには私の部屋が写っていた

オレンジジュースあったからそれでも良い?愛好きだよね?

下から真の声が聞こえた

(オレンジジュースをよく飲むようになったのは真と離れてから…)

っ!

(真に監視されてた…?)

おーい

う、うん!良いよ!

私は返事をしてから急いで箱を片付けた

おまたせ〜

私用事思い出したから帰るね

帰ろうとした瞬間腕を掴まれた

ちょっ!

行かないで

真が私に抱きついてきた

ちょっと離してよ!

俺、本当に寂しかった…

…そっか

愛、好きだよ

んっ

真の顔が近づいてきたと思ったら私の唇は塞がった

っ!やっ…

抵抗する暇もなくどんどん激しくなる

っ、はぁはぁ…

愛…

パシッ

私は真の頰を思いっきり叩いた

何するのよ!

…それも俺に対しての愛情表現の1つ?

っ!

私は真の部屋から出た

健太

急に呼び出してどうした?

うっひっく

健太は泣いている私の隣に座って頭を撫でてくれた

ごめんなさい

健太

どうした?

私…健太以外の人とキスしちゃった

健太

…え

本当にごめんなさい

健太

誰と…?

幼馴染と

健太

あの転入生?

…うん

健太が私の頰に触れた

んっ

私の唇は健太の唇で塞がれた

健太

消毒!

健太はそう言って笑った

本当にごめんなさ…

健太

謝んなって

…うん

健太

…本当は嫉妬したよ

え?

健太が小さな声でボソっと呟いた

健太

なんでもねぇよ!

クスクス

私を笑顔にしてくれる健太が大好きだ

健太

で、なにがあった?

私は今日あった事を話した

健太

それ普通にやばくね!?

私もうパニクって…

健太

とりあえず愛の部屋確認するか

…そうだよね

健太

お、おじゃまします

…うん

私達は部屋を調べた

健太

っ!愛これ…

っ!

ガチャ

あーあ

っ!

健太

なんでここに!?

ついにバレちゃったかぁ〜

真は笑っている

いつから?

転校してからだよ

なんでこんな事…

そりゃ愛が好きだから!
僕たち運命でしょ?

こんなのただのストーカーだよ

健太

っ!もしかして今までのストーカーもお前なのか!?

は?んなわけねぇだろ。

健太

じゃあ…

あれは俺が頼んだ。愛に害虫がつかないように。

な、に言ってんの…

なのにお前が愛の彼氏?
ふざけんな!俺の愛だ!

健太

…お前狂ってるよ

愛、こんなやつとは別れろ

真にそんな事言う権利ない

愛には俺がいるだろ!?

私は健太が好き!

健太

愛…

愛はこいつに洗脳されてんだよ!目を覚ませ!

健太はそんな人じゃない!
…真おかしいよ

私の頰に涙が伝った

ならこうするしかないよな…

カチャ

健太

な、何してんだよ!

真は拳銃を私に向けた

へ?

健太

なんでそんな物持ってんだよ

これで愛と永遠の眠りにつくんだ

じょ、冗談だよね?

真は冗談を言っている目ではなかった

健太、大好きだよ

 私は涙をこらえながら思いっきり笑った

健太

愛!だめだ!愛!

パァン

健太

愛…

け、んた、泣か、な、いで…

愛が俺の頰にそっと触れた

健太

愛、喋るな…

健太、笑って?生き…

一瞬にして愛の力が抜けた

健太

愛!愛!返事をしてくれ!うわぁぁぁ!

俺は泣き崩れた

愛に触るな!

パァン

健太

っ!

俺の手からは血がすごい勢いで垂れてくる

愛…これから俺も行くから

真が愛に触れた

どんな時でも愛は綺麗だな

健太

お前狂いすぎだよ…

お前追っかけて来たりするなよ。俺と愛の仲を邪魔をするなよ。

パァン

健太

くそ!なんなんだよ!

俺は床を叩きつけた

健太

多分今日の事はカメラに収まってるよな

健太

…愛は俺が守ってやる

パァン

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