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もふくんって、○○だったの！？

第4話 - どうして、

377

2024年06月15日

#mfdn

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わわ　活動休止中

もふ

どぬく

３日後

あれからずっとメッセージを送ったり、電話をかけてみたりしてるけど、なんの反応もない

だから、今日は

どぬく

（もふくんの家に行くっ）

どぬく

（ゼッタイに問い詰めてやるんだから・・・）

蓮

どぬく、一緒に帰ろうぜ

どぬく

あぁ、ごめん

どぬく

今日は行きたいところがあるから、また今度でも、いい？

蓮

あぁ、そっか

蓮

じゃあな

どぬく

バイバ～イ！

どぬく

ふぅ・・・

どぬく

行こう

どぬく

《チャイムを鳴らす》

ピンポーン

ガチャ

もふ

はい、って・・・

もふ

どぬく、さん・・・!?

どぬく

来たよ、もふくん

もふ

っ、帰って

どぬく

なんで

どぬく

いやだ

もふ

早く

どぬく

いやっ、

もふ

早くっ（大声）

どぬく

ビクッ

もふ

あっ・・・

もふ

ごめん・・・

どぬく

・・・最近、どうして、

どぬく

俺を避けるの？

どぬく

俺、悪いことした？

どぬく

そしたら、ごめん

どぬく

謝るから・・・

もふ

・・・いや、こっちこそごめん

もふ

でも、どぬくさん

もふ

これだけは譲らない

もふ

俺に関わらないで

どぬく

なんでっ

どぬく

理由を言ってよっ、

もふ

ごめん、それは

もふ

できない

どぬく

なんで、納得できないよ、

どぬく

お願い、説明して

どぬく

なんだって、受け入れるから

もふ

・・・ごめん

どぬく

言ってよ!

どぬく

お願い、だから・・・

もふ

はぁ・・・

もふ

本当は言いたくなかったけど、

もふ

これで、納得してくれる？

どぬく

・・・わかっ、た

もふ

俺らのクラスにはね、

もふ

カーストが存在するの

もふ

1ランクから５ランクに分けられてて、

もふ

１が一番上、５が一番下で、

もふ

１ランクは最高権力者

もふ

全員がそいつの言うことを聞かないといけない

もふ

もし逆らえば、ランク落ち

もふ

次に、２ランク

もふ

１ランクの人と仲が良い人や、有能と見込まれた人がいる

もふ

大体のことは許されるかな

もふ

３ランクは一番人数が多くて、まぁ人権はある

もふ

普通の人、かな

もふ

4ランクは３ランクとあんまり差がないけど、

もふ

拒否権がないかな

もふ

ここまでがスタンダードなんだけど、

もふ

後、ごく少数の人

もふ

それこそ、いなかったり一人、二人ぐらいの人たちが

もふ

５ランク

もふ

人権なんてあったもんじゃなくて、

もふ

逆らったら、どうなるのかは、もうわからない

もふ

１ランク以外は自分より１ランク下の人と自分のランクの人としか話しちゃいけない

もふ

それで、１ランクは蓮一人だけ

もふ

だから、うちのクラスは蓮の独裁政治みたいなものなんだよ

どぬく

えっ、でも、蓮は、

どぬく

そんな人じゃ、な、

もふ

…信じたくないなら信じなくていい

もふ

それで、どぬくさんは２ランク

どぬく

えッ、そうなの？！

もふ

うん、たぶん、

もふ

優しくて、温厚だけど誰とでもすぐ仲良くなれる性格を利用しやすいと思ったから、ボソッ

どぬく

えっ？なんて？

もふ

いや、何でもない

もふ

で、俺は

もふ

５ランク、なんだよね

どぬく

えっ…

どぬく

な、なんで…

もふ

…見た目のことと、成績に腹が立ったんでしょ

もふ

ランク分けの基準は、だれも知らないよ

もふ

蓮以外

もふ

それで、その人が話しかけていい範囲の人は、

どぬく

自分のランクか、一つ下のランク…

もふ

そう、だから

もふ

どぬくさんは２ランクだったし、有能だったから許されてたけど、

もふ

もう、許されないと思う

もふ

だから、自分の生活を守りたいなら、

もふ

楽しみたいなら、

もふ

…楽しんでほしいから、

もふ

もう、俺にかかわらないで

どぬく

ッ…

もふ

ごめん、ショックだとは思うけど、

もふ

これが事実なんだよ

どぬく

だ、から…

どぬく

もふくんは、

もふ

…説明したから、もういいでしょ

もふ

早く、帰って

もふくんの声は、震えていた

俺も、どうしたらいいのか、わからなかった

ショックだった

みんな、仲がいいと思っていたのに、

蓮、いい人だと思ってたのに、

独裁政治って…

蓮を信じたかった

でも、

もふくんの言葉のほうが真実に聞こえた

もふくんは、５ランクっていう、蓮から与えられた位置に苦しんでる

逆に、俺は蓮から与えられた、２ランクっていう位置で、楽しい生活を送っている

きっと、もふくんのほかにも苦しんでいる人はいるだろう

みんながもっと上のランクに入れる人だったら、俺は２ランクにはいない

俺は、

どぬく

みんなを抑えて、

どぬく

苦しめて、

どぬく

楽しい生活を得ていたってこと…？

もふ

…もうそれは、何とも言えないよ

もふ

…そばにいれなくて、

もふ

ごめんね…

もふ

さようなら

そういって、もふくんは、俺を玄関の外に押し出した

外は、雨が降っていた

もうなにも、考えられなかった

もふくんを苦しめていたのは、俺なんだ…

こんなのって、