カフェに 入って
ことの次第を全て 話した
なんで話したのかは 私自身 不思議 だけど、
兄ちゃん なら いいかな、
って思ったんだ。
角名
……
角名
有り得る話?
兇 🔒
有り得たから 私が
生きてるんだよね
生きてるんだよね
角名
… そーだよね、
角名
…… 良かった
兇 🔒
!
角名
ほんとに 良かった、
角名
心配 めっちゃしたし、
角名
なんで助けられなかったんだろう って後悔もした
角名
大事なことに気づかなくって、
角名
兇 を 追い詰めちゃった
兇 🔒
追い詰めたのは 兄ちゃんじゃない。
兇 🔒
大丈夫 大丈夫だから、
兇 🔒
私も、ごめんね
兇 🔒
ほんとに、心配ばっかりかけて、
角名
いや、ちが、
兇 🔒
違わない
兇 🔒
あんなことで 居なくなった
私も悪い
私も悪い
兇 🔒
でも
兇 🔒
いちばん悪いのは
兇 🔒
彼奴 だから
角名
あんなことなんかじゃないから、
兇 🔒
うん、
角名
お願いだから、
角名
今世は、
角名
幸せに生きて欲しい
兇 🔒
… ふっ、
兇 🔒
何それ
兇 🔒
キザ すぎ
兇 🔒
私 頑張るね
カッコつけに感じたけど
その言葉は 私に深く刺さった
幸せに生きて。
背中を押された感じ
兇 🔒
誰よりも
兇 🔒
幸せになってやるから
角名
期待してる
その返答に
懐かしく感じたのは
あの日を知っている 私だけ
もう兄ちゃんじゃないけど
他人に、 近いかもしれないけど
頼りには させてもらうよ
先輩 後輩関係として、
だけど
恋の相談 沢山 乗ってもらわなくっちゃ
話したいこと まだまだ 沢山ある