皆さんこんばんは
それでは行ってらっしゃいませ
僕が生まれたのは富豪の家だった
母方の祖父が凄かったのだ
父は婿入りをしてきたのだが
かなりのやり手だった
そんな父の子供に生まれた
母はそんな僕のことを
僕を徹底的に
躾てた
産まれた時から
泣くな
喚くな
笑えと
富豪の家では当然だ
その上僕は賢かったらしい
言われた事を生後半年で理解した
そのせいで上辺だけの嘘くさい笑顔が
僕の顔から離れなかった
そしてこんな事は異常だったのだ
周りの大人たちは僕を気味悪がった
両親も僕の事を愛してくれていたのかは分からない
忙しかったのか僕の顔を見に来たことはほとんどなかったけど
生活には困らないようにはなっていた
両親が僕の事を愛してなくても僕は、 母さんと父さんの事を愛していた
だから
あの日の出来事は
一生忘れない出来事になった
朝7時いつも起きる時間に起きた
ひろ
ひろ
身支度をしてリビングに向かった
僕が違和感を感じたのは部屋を出てから少しした時だ
いつもは朝ごはんを作ってる美味しそうな匂いがしてくる
なのにそれを感じなかった
これだけならまだ何も思わなかった
この日匂ってきたものは
錆びた鉄のような血の生臭い匂いだ
僕は母さんが怪我をして料理を作れないのかと思った
僕の心配のし過ぎだ
リビングのドアを開けると
いつもみたいに
父さんが新聞を読んでいて母さんは簡単なご飯の用意をしているのだろうと
早く会いに行こうと
急いで向かった
この時の俺は怪我程度の血の匂いでは無いと分かっていたから早く会って確かめたかったのだ
父も母も無事なのだと
僕が走っていると
リビングから物音がした
最悪な展開はないと
僕は思った
2人とも無事だと
僕は嬉しくなって
元気にドアを開け
ひろ
と言葉を放った
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コメント
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続き楽しみすぎるー!!!
フォロー失礼します!続き待ってます!