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外を眺めていると 足音が聞こえだした
凪斗ーーー!!
凪斗(ナギト)
紅葉!待って!!
由希
紅葉は由希の言葉を聞かず 扉を開けた
凪斗(ナギト)
由希
由希は 姿を戻ってることを確認して ホッとしていた
紅葉
凪斗(ナギト)
紅葉
紅葉は また行ってしまった
由希
凪斗(ナギト)
由希
凪斗(ナギト)
紅葉
透
透は ガッカリしていたけど 来ない方がいい
紫呉
紫呉
また冗談を言う気だ
夾
紫呉
夾
由希
由希は真顔で さっさと行こうとしていた
透
凪斗(ナギト)
紫呉
紫呉は 察したような顔をして 手を振った
透
紅葉
今日のような日に 似合った天気だった
杞紗
透
由希
由希は病弱だから 少し暑さに弱い
凪斗(ナギト)
撥春
夾
猫だからなのか 水は嫌いのようだ
杞紗
杞紗
透
杞紗は 人見知りなのに 透に懐いたらしい
燈路
撥春
由希
撥春
ハルは たまに変な事を 真顔で言う
夾
由希
こういう時だけ 2人は息が揃う
撥春
凪斗(ナギト)
夾
夾の言う通りだ
紅葉
燈路
撥春
紅葉
2人は燈路をいじるのが 好きらしい
燈路
水の音が聞こえて 海を見ると 凄い勢いで 泳いでる透が見えた
紅葉
紅葉
撥春
由希
由希達は意外そうに 見つめていた
撥春
凪斗(ナギト)
由希
やはり 気づいていたのは 俺と少数だった
透
夾
撥春
凪斗(ナギト)
水は嫌いだと思っていたのに 誰よりも早く 透の元へ 駆けつけた
透
夾
透
夾
浮き輪を海に浮かせて 透を 引っ張って行った
夾
透
夾
透
透は楽しそうに声を出して 笑っていた
夾
透
ほんとに 子供のように見える
透
夾
透
浮き輪でクルクルして 目が回りそうなほど 回っていた
撥春
由希に目を向けると ボーッとしていた
凪斗(ナギト)
声をかけるとハッとした
撥春
俺も日差しが強い日に 慊人から 逃げたから 分かってしまった
透
紅葉
由希
凪斗(ナギト)
俺は余り 水に触れる気は無い
紅葉
燈路
ハルは由希のことを ジッと見つめていた
由希
由希
昔の由希とは違く 少し安心した
撥春
由希
由希は海に 向かっていった
撥春
夾
撥春
ハルは夾を引っ張って 海に引きずり込んだ
夾
夾
その様子が面白くて 声を出して笑った
由希
紅葉
由希
由希は紳士な所があるから 簡単に 言えるのだろうか
透
透
必ず夾と由希は水着の色で 言い争っていただろう
撥春
撥春
夾
夾
由希
由希は何故か いつも通り無視する ことは無かった
夾
夾
全然 夾は単純だった
撥春
由希
紅葉
紅葉
紅葉
紅葉
由希
由希が夾を 気にするなんて珍しい
撥春
撥春
夾らしくて 笑いが込み上げてきた
透
杞紗
すると写真が透から 1枚落ちた
燈路
燈路
燈路の言葉に 少し気になった
透
燈路
透
透は大切なもの だったのか とても慌てていた
透
燈路
透
透
ホッとしたように 写真を握りしめた
燈路
透
燈路
透は驚いたように 口を開いて黙っていた
燈路
燈路
燈路
燈路は 悪気は無いのだろうけど 言い方は良くなかった
透
杞紗
透
透は顔を伏せて 黙り込んでしまった
凪斗(ナギト)
燈路
凪斗(ナギト)
燈路
やはり何でかは 分かってないらしい
紅葉
透
透は何事も無いような顔をして 元気に振舞っていた
杞紗
燈路
燈路
燈路は杞紗に言われて 萎縮していた
燈路
杞紗
何も言い返せなかったのか 燈路は 口を閉ざしてしまった
杞紗
杞紗
杞紗
杞紗
杞紗は そういう経験があったから 分かるのだろう
燈路
杞紗
杞紗
杞紗は透に出会ってから ハッキリと ものを言うようになった
燈路
燈路
凪斗(ナギト)
杞紗
凪斗(ナギト)
杞紗が透の元へ 行ったのを確認すると 燈路に目を向けた
凪斗(ナギト)
燈路
凪斗(ナギト)
燈路は痛いほど 思い知っただろう
凪斗(ナギト)
燈路は 俺に怒られると 思っていたらしい
凪斗(ナギト)
燈路
由希
紅葉
皆から見ても 喧嘩したのは分かるらしい
撥春
由希
凪斗(ナギト)
あの二人なら 心配入らない
由希
それより 透が心配...
透
杞紗
透
透が虫を触れることに驚いた
燈路
透
燈路
昨日の事を 反省しているのか 少し優しめの口調だった
由希
紅葉
透 元気ないなぁ...
由希
紅葉
紅葉
夾は由希に勝つために 頑張っているらしい
夾
紅葉
夾
ヘラカブスオオカブト?
透
夾
透
勘違いだったらしい
透
紅葉
夾は燈路の頭に ゲンコツを食らわした
燈路
燈路
夾
夾は透のことを よく見ている
燈路
夾
燈路は何も言えず 透を眺めていた
透
夾
凪斗(ナギト)
そう言うと 皆は有り得ないと 言わんばかりの顔を向けてきた
紫呉
紫呉
紫呉
慊人
凪斗が 居なくなってから いつも機嫌が悪い
慊人
慊人
慊人
今 慊人さんを刺激すれば 何か変わるかもしれない
慊人
慊人
いつも凪斗ばっかりだ 会う度に 凪斗の名前を出す
慊人
紫呉
紫呉
あれだけ 耐えてきたんだから 凪斗も報われるべきだ
慊人
慊人
慊人
紫呉
慊人さんには これ以上 凪斗を 縛り付けないで欲しい
慊人
慊人
紫呉
形だけの言葉だ
紫呉
紫呉
どっちか思い知るのかは 直ぐに分かる
撥春
透
由希
透の前だからと 少し無理をし過ぎだ
由希
撥春
由希
撥春
由希
余り体に触るから 叫ばさないように 注意しなくては
撥春
凪斗(ナギト)
透
透は張り切っているから 少しの間 任せることにした
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
今から やることは余り 一般人にやると 良くないことかもしれない
透
凪斗(ナギト)
光が由希を照らし 俺の祈りを 聞いてくれた
透
由希の顔色は 良くなっていた
凪斗(ナギト)
透
凪斗(ナギト)
透
姿が元に戻った
凪斗(ナギト)
凪斗(ナギト)
偽りの姿で 力を使うと 姿が戻ってしまう