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皆さんこれはこの前と同じ物語ですよ

なのになんでこんなに

急展開！？みたいな

角名は最近学年で一番可愛いといわれている

中崎弥生ちゃんから告白されて

付き合っていたそうで

振り返ると角名は足を止めていた

え…何この雰囲気

もしかして二人の間に何かあって

それで別れたとか…？

私なんか地雷踏んだ？

その日の夜

私はソファに横たわりながらスマホをいじった

インスタを開くと

弥生ちゃんのストーリーが上がっていた

アカウントを開くと

ハイライトにまだ角名のハイライトがあった

タップして開くと

鏡越しに2人でピースしている写真だった

うちの家は二人暮しでは

持て余すぐらいの広さだ

だからここに引っ越してくることになった

とか

次の日

その時

後ろから頭をポンとされた

そういってふっと笑った

そういってラブラブカップルは教室を出た

横を見ると相変わらず

角名はスマホをいじっている

角名は顔を上げて私を見た

私たちは今日も変わらず

こんな雰囲気だ

まぁこれが心地いいんだけど

その日の帰り道

私は早歩きで家に帰った

道の端をイヤホン片耳で

音楽を流しながら歩いていると

カツカツと後ろからついて来る音がした

同じ道なのか

ついてきてるのか...わからない

その後も足音が遠ざからず

私の後ろを着いてくる

これってやっぱ着いてきてるよね

そう思い後ろを一瞬だけちらっと見る

黒髪

制服

多分他校

でも見た事は無い制服

身長は高くてかなり落ち着いている

一瞬だったけど

かなり顔が整っていた

いや、いやいや

そんなことより

私は立ち止まり

クルッと後ろをむいた

勢いよく言うと

イヤホンを取って私の方をむいた

何も言わず

私の方を黙って見ている

男の子はぽかんと口を開いた

私は一方的にそう言い放って

その場を小走りで逃げた

後ろから何か言われた気がしたけど

聞こえないフリをしてスピードをあげた

家に入ると

お母さんはいなかった

制服を着替え

私は水を飲んだ

そう言いながらソファに座ると

玄関から『ただいまー』という声が聞こえた

そう返事をし

リビングのドアを開けると

さっきのあいつがいた

私は止まった

目が合った

思わず私は声を上げた

私は口をぽかんとしたまま

蒼くんとやらをみた

終わった

終わった...

終わった！

角名は○○を2度見した

教会に礼拝でもしに行こうかな

うん

それがいいわ

私が話終えると

3人はお腹を抱えて笑っていた

机に伏せた瞬間

その声が聞こえた

そういって私にお弁当を渡した

私に渡すと

そのまま教室を出ていった

入れ替わりに

クラスの女子に囲まれていた

クラスから歓声があがった

あれが○○の弟？

思ってた100倍はイケメンだわ

帰ったらあれがいんの？

まじ？

2人はニヤつきながら俺を見た

俺を煽るだけ煽り

2人は教室を出た

遠くを見ると○○はまだ囲まれていた

へらへらしてんなー

なにあれまじで

新しくできた弟がイケメンとか

どこの少女漫画？

この展開だと○○とあいつは家で色々あって

お互い惚れるオチ

なんか

ムカつく

そう

こいつはこういう奴

俺だけにじゃない

誰にでも

俺は軽くデコピンをした

この恋は

きっと長期戦