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その後
パパとママを失った私は
何ヶ月か経ち
お金も食料も尽きそうな頃
「兄さん探し」を始めていた
文字通り「兄さん」を探す旅。
もちろん、1年経っても何年経っても見つけられなかった。
5年経って、西国中を周った。
でも兄さんは居なかった。
仕方ないから、生きていくために
なんとか仕事を探し
雇ってくれと頼み込み
一定以上お金が溜まると旅を 再開した。
………手伝いをしていたパン屋の 店主
寂しがってたなぁ……
12歳になり、頭も心も成長した私は
西国にいないなら東国じゃ ないかなー、とか思ったけど
西国と東国の関係を思い出し
それはないと諦めた。
数日後の夜
鹿や猪に襲われ闇雲に走っていた ところ
うっかり東国に入り込んでしまった。