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泣ける😭これからどうなるんだよ😭
次も楽しみー!
大森元貴side
曲作りをひと段落終えた
リビングに行けば、涼ちゃんに会える
それだけで自然と足取りは軽くなる
俺がリビングに入ったら涼ちゃんはどんな顔するかな
そして、若井もいる
でもどうせ、若井とは喋らないし喋れないけど。
リビングのドアを開ける
リビングには、二人がいるはず、だったけど
そこにいるのは一人しかいなかった
若井が消えている
涼ちゃんは俺が入ってきたことに気づいてこっちを向く
そしてぱあっと花が咲いたように笑顔になってこっちへ歩いてくる
なんで、若井がいないんだろう
もしかして、涼ちゃんと揉めた…とかかな。
涼ちゃんに聞こうと思って涼ちゃんに話しかける
大森.
藤澤.
大森.
藤澤.
藤澤.
大森.
藤澤.
大森.
藤澤.
藤澤.
大森.
藤澤.
涼ちゃんは俺を見てはっきり言った。
涼ちゃんは俺から目を逸らさずにしっかりと見つめてくる
何で急にそんなことを聞くんだろう
あ
俺が若井が何でいないのか涼ちゃんに聞いたから…?
俺が答えに戸惑っていると、涼ちゃんは俺の手に指を絡めてきた
涼ちゃんの質問に、なんて答えればいいんだろう
目の前を見れば、少し背の高い涼ちゃんが俺を優しく、狂おしく見つめている
藤澤.
藤澤.
藤澤.
大森.
藤澤.
藤澤.
大森.
藤澤.
大森.
涼ちゃんが俺の答えに綺麗に笑った
よかった
形のいい涼ちゃんの唇が動く
大森.
藤澤.
涼ちゃんはそう言ったきり何も言わない
期待を混ぜた目線を俺に向けてくる
涼ちゃんは、変わってしまった
涼ちゃんが変わったのは俺のせいだ
涼ちゃんがここまで狂ってしまったのも、 若井が日に日に憔悴していっているのも。
あの時涼ちゃんに、 “若井なんて放っておこう” なんて言ったから。
ずっと、後悔している
あんなこと言わなければ、涼ちゃんはいつまでも狂わないまま
あんなこと言わなければ若井はずっと笑ったまま
そうだったんじゃないかって
でも、そう後悔する自分の裏で、
ここまで狂ってしまった涼ちゃんを未だに愛している自分がいる
激しくなった独占欲と嫉妬も、
大胆になった行動も
形のいい唇も、鼻筋の通った鼻も、ぱっちりした眼も。
涼ちゃんを構成する全てが愛おしいと思ってしまう
それは、俺も壊れているのだろうか
そして、涼ちゃんを未だに愛している俺は思うのだ
若井が笑わなくなったのも、喋らなくなったのも仕方ないことだと。
大森.
そういいながら涼ちゃんの背中に腕を回して力一杯抱きしめる
一瞬悲しそうな若井の顔が頭をよぎった
でも。若井も同じことしたもん
自業自得、仕方ないよね。
すると涼ちゃんも俺の背中に手を回してきた
藤澤.
そう言って涼ちゃんは笑った
世界一可愛い、愛おしい笑顔だった
こんにちは✨
1000いいねありがとうございます😭 感想も沢山きてました!嬉しいです✨
この作品もいいねと感想よろしくお願いします🤲
次は若井さんサイドになります 若井さんの透明病に、なんか進展があるかもしれないし、ないかもしれないです
続きを待っててくれると嬉しいです✨
それではまた!