主
主
さつき(マッマ)
主
きな
目がじんわり熱くなってくる。
朱。
朱。
朱。
朱。
きな
こんなん泣かないわけもなく… 私は朱。さんに慰められながら 長い時間泣いていた。
〜しばらくして〜
朱。
きな
鼻声で申し訳ないと思いつつ それに応答する
朱。
朱。
きな
きな
朱。
あの子と私はもしかしたら余り変わらないのかもしれない、なんて
流石にそれは調子に乗りすぎかな
茶柱
軽く息を吐く。
茶柱
「…茶柱よ。」
ふと急に場に響く、 僕を殺そうとした存在の声。
茶柱
「何故あのような事をした?」
「あやつに恨みでもあるのか。」
軽く俯いて心の中で愚痴を漏らす。
茶柱
茶柱
茶柱
「お主は妾の事を許しているのだろう?なら良いではないか。」
茶柱
相変わらず読めない神だなぁ。 …いや神だからか()
茶柱
まぁ、言った所でなにかされるわけじゃあないだろう。
茶柱
茶柱
「向いていない…?どういう事か、詳しく説明したまえ。」
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
茶柱
「お前は現実を教えるよりも、口を噤む事を選んだ。」
「事実を拒み、伝える事を惜しんだと…そういう事か。」
茶柱
「朱。と共に解決策を考えてみようとは考えなかったのか?」
茶柱
「だが、見つかったかもしれん。」
あぁもう本当に頭にくる。 この神様と会話する事自体が 馬鹿馬鹿しく思えてくるくらい。
茶柱
茶柱
「何故そう言い切れる?」
茶柱
「だがーっ」
茶柱
茶柱
茶柱
「………好きにしたまえ。」
ぽんっと目の前に浮かんだ煙管を 手に取り軽く吸ってみる。
軽く咽た後、また軽く息を吐く。
茶柱
茶柱
あの後、神社に帰ってきた私達は、 少しの心配もあり、 茶柱さんを探していた。
朱。
茶柱
そこに響いたのは間違いなく、 茶柱さんの声だった。
朱。
茶柱
安心したのか朱。さんは 思い切り飛びついている。
茶柱
きな
なんて答えればいいんだこれ()
茶柱
茶柱
茶柱さんは、心底安心したとでも 言うように優しく笑みを浮かべた。
もっと言えば、その表情は… 誇らしげで、少し、 …寂しそうでもあった。
きな
きな
朱。
急にそんな事を言われ我に帰る。
きな
なんだか暖かい気分になり、 視界が真っ白く染まっていく。
…最後、ちらと 茶柱さんの顔を見た時、
…なんとも、苦しそうな顔を していたのは忘れられそうにない。
きな
帰ってきた時、 私はそう割り切る事にした。
きな
そう言って夕焼けの中、 私は走り出したのであった。
朱。
茶柱
朱。
体調が悪い…わけではなさそう? じゃあ尚更なぜ、?
茶柱
朱。
茶柱
なんだろう、なんか、 嫌な感じがする。
朱。
私はその場から逃げ出した。
朱。
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茶柱
茶柱
さつき(マッマ)
主
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さつき(マッマ)
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主
さつき(マッマ)
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コメント
10件
遅すぎかもしれませんがコメント失礼致します。 このシリーズのメインはお二人と神社なのだとは思いますが、御参拝者様方にもそれぞれの人生があることが伝わってきて、小説お上手だなあと毎話思います。読んだあとは当事者でもないのに心があったまったりします。 しかし今回はかなり不穏で、神社や皆様の行末が心配になります。お二人が納得のいく最後になることを祈っております。
え、めっちゃ最後意味深な感じで終わりますやんッ、!最近ほのぼのしてる(?)と思ったのに(( めっちゃ続き、気になります!無理せずがんばってね〜!🔥
きなちゃん!今回はご参拝めちゃめちゃにありがとうございました〜!!✨️🫶 またもや意味深&不穏がもどってきたべ((((?) ほんと1番最初のシーンは誰だったのかねぇ…🙄