主
主
さつきお母様
主
さつきお母様
主
が好きすぎたんですっ!!
さつきお母様
主
※女体化注意
※この物語は完全主の妄想であり、 御本人様とは一切関係がございません。
※通報まじ勘弁
主
川瀬 桃乃
部屋に小さな寝息だけが響く。
世界は何時だって理不尽だ。
どれだけ頑張ろうと報われない。
だってー.
パチッ
なんのためらいもなく部屋の電気を付ける。
最初からある程度状況は分かっていた。
むせ返るようなアルコールの強い匂い。 電気の消えた部屋と静かな寝息。
どうせ、またお酒を飲み過ぎたのだろう。
視線の先では、やはり私の仲間、 桃乃ちゃんが机にビール缶をぶちまけて寝ていた。
天雨 あめてゃ
正直、勝手に押しかけて勝手に部屋に侵入した私の言える事ではないにしろ、こんなのは日常茶飯事。
連絡がつかない時点で、大分察してはいた。
少しでも部屋の空気を逃がそうと、 カーテンを開き、窓を開けようとする。
すると、やっと彼女は起きた様で。
川瀬 桃乃
まだおぼろげな瞳で、私をとらえた。
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
…またなんかあったん、愚痴聞くよ?
呆れたように口にする。
ぽや〜っとしているのも今のうちだ。 すぐ現実が襲ってくる。
すると、彼女が机から顔を上げると同時に、 やはりバランスを崩しまた机に倒れ込む。
川瀬 桃乃
やっぱり。
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
逆ギレをかましてきそうな不機嫌。 さて、どうしてやろうか。
天雨 あめてゃ
天雨 あめてゃ
一応これでも仲間な訳やし。
さらっと彼女の隣に居座り、 少しばかり説教をする事にした。
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
なんでこの子はこうあめを遠ざけようとするかなぁ。
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
天雨 あめてゃ
想うのは普通だと思わない?
天雨 あめてゃ
まっすぐ彼女を見つめる。
川瀬 桃乃
桃乃ちゃんは何も言わない。 ただ、気まずそうにうつむいた。
これ以上は、流石に可哀想か。
天雨 あめてゃ
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
責めなかった事に驚いたのか、 少しうろたえてから、また彼女はあめを見る。
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
次はあめが見つめられる。
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
結局、こういう所は変わらない。
天雨 あめてゃ
隣で静かに煙草を吸っている。 きっと、彼女も何かしら嫌な事があったのだろう。
今日は嫌なくらいに星が綺麗で、 夜の闇など感じさせてはくれない。
川瀬 桃乃
吸って欲しいんだけど。
冗談まじりに文句を垂れる。
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
いらつく〜…、まぁでも、 これがあめの良い所でもあるし。
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
私も人の事言えないしね。
天雨 あめてゃ
なんかあったん、
あー、面倒くさい。 逃げられなかったか。
でも、不思議と不快感は感じない。
少しして、私は小さくつぶやき始める。 夜の静かな世界に、ぽつり、ぽつりと語り始めた。
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
天雨 あめてゃ
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
得られる物は何も無くて。
川瀬 桃乃
身体を張らなきゃいけない。
川瀬 桃乃
川瀬 桃乃
口に出すと余計虚しくなってくる。 私は、なんの為に身体を張って魔女っ子を 続けて居るんだろう。
盗映をSNSで見た時、その返信欄には、 「すごー!華麗な動きだった!!」 「本当に感謝ですね。」 って、盗映について触れてる人はいなかった。
まるで、私達にはそれが当たり前かの様に。
川瀬 桃乃
私はあめてゃの方を見なかった。 もう、正直どうでもよかった。
天雨 あめてゃ
でも、あめてゃは静かに言葉を口にする。
天雨 あめてゃ
目を見開く。驚きが一番多いかもしれない。 だって、彼女は配信者で、 "彼ら"の要望に応えるのが仕事で。
…でも、この子も、おんなじ事を考えてるのかと、 少し、安堵してしまった。……世界は狭いなぁ。
川瀬 桃乃
吐き捨てるような笑みをこぼす。
川瀬 桃乃
深い意味は込めてない。
でも、私達にとって唯一の共通点で あった事に変わりはない。
だから、別にいっか。
夜の月が静かに私達を照らした。
主
主