べリアン
何故モヤモヤするんだろう
ふと考えてしまいます
ハウレス
ハウレスくんが顔を覗き込み心配した様子で聞いてきます。 どうやら手が止まっていたみたいです
べリアン
そう安心させるように語りかけると
ハウレス
そう苦笑して言ってくれます
そういえば最近ハウレスくんと主様がよく話しているのを見掛けます
見掛ける度に
心がもどかしい
ハウレスくんと暫し話していると主様が歩いてきました
主様
主様の笑顔はとても安心します
べリアン
ハウレス
主様
ハウレス
主様はハウレスくんを連れて向こうに行ってしまいました
べリアン
持っていたティーポットを置き、重々しくため息をつきます
この気持ちはなんだろう
主様と出会って、ずっとずっと考えてきた事でした
もしかしたら答えがないものなのかもしれませんが
いつかきっと
コンコン…
べリアン
今日は主様から自室に遊びに来るよう誘われたので有難く行くことにしました
主様
中から主様の元気な声が聞こえます
ガチャ…
べリアン
扉を開けて一礼し、部屋の中に入ります
そこには主様が運んできたとされるお茶菓子やケーキなどが並んでいました
べリアン
主様
そう笑顔でこちらに顔を向けます
べリアン
何だか恥ずかしいです…思わず顔を逸らしてしまいました
主様
主様
べリアン
あぁ…まただ
またモヤモヤする
その気持ちが限界に達したのか
べリアン
べリアン
私はいつの間にかそんな言葉を口にしていました
べリアン
私はいつの間にかそんな言葉を口にしていました
主様
主様
一瞬時間が止まったような
そんな気がします
べリアン
べリアン
べリアン
慌てて訂正します…しかしなんであんな事を言ってしまったのでしょう
主様
主様は無言の後
主様
べリアン
嫉妬
私が経験してこなかった感情
主様とハウレスくんの関係
べリアン
なるほど
べリアン
主様の説明によると、どうやら私は嫉妬をしていたみたいです
そして同時に
私は主様が好きだ
とも思いました
私達、悪魔執事は主様の力を受けて天使と戦います
そして何より
主様を守る事が前提です
主様
べリアン
そう頷くと主様はさらに笑顔になります
べリアン
主様
今ここで言うべきだろうか
頭の中が混乱しています
べリアン
……でも、まだ主様とは深い絆を結んだ後に
べリアン
主様
べリアン
主様
べリアン
この気持ちを伝えようと思います
いつかきっと