テラーノベル
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et
mf
え?こいつ怖いし口調荒いのにそんなこと言うのか、
その口でよう言えるなとも思う
ya
彼は正直だなと思った
勇気がある、私からしたらとてもありがたかった
言えない私を見て言ってくれたのかもしれない
mf
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et
さっきの口調とは一転し優しくなった
すごいこちら側のことも気を使ってくれる
優しい彼だった
mf
ya
mf
mf
et
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mf
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彼はそう平然と言う
逆に私は怖かった
et
mf
mf
et
mf
ya
初めて知った事実に驚いている
でも、彼は淡々と話す
mf
mf
mf
et
ya
mf
mf
これは2年前────
この時、七不思議を見ようとするやつが
沢山いた
七不思議が流行っていたんだ
俺からしたらいい迷惑だった
音はうるさい
騒ぐ
正直言ってめんどくさかった
誰もいないのに試験管が動いてたり
音がしたり、それに興味をみんな示していた
でも俺の姿はあいつらには見えてない
気になるからと言って中に入ろうとするやつは
いなかった────
きっと怖いのもあると思うし、理科室は危険だ
一歩間違えたら大事故になる
だから、放課後入るのは禁止されている
だが、そんな中でも入ってきた馬鹿がいた
モブ
モブ
mf
俺の声は当然聞こえない
姿も見えない
今は実験をやっているので邪魔をして欲しくない
モブ
モブ
モブ
モブ
mf
mf
当然ながら俺の声は届かなかった
だから俺はそいつらに撤退してもらうため
ビーカーをわざと落とした
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
mf
彼が液体の中に粉を入れた瞬間
大きな音とともにこの理科室は爆発した
まさに修羅場だった
男女二人は砕け散りその姿は残酷だった
そこから、理科室はしばらく使えなくなった
なぜ爆発したかは原因不明と捉えられた
だからか、生徒は七不思議のせいだと言っている
でも、それは違う
あいつらが悪いのに
そんな悪印象をみんなにもたらした出来事だった
et
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mf
et
mf
ya
mf
mf
et
mf
そう言うと彼はトーンを少し下げて
喋り始めた
その顔はどこか悲しげな顔をしていた
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