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コメント
2件
私の1番、いっっちばん好きなシチュエーションです…苦しい😭(だが好き) fwを助けるlrさん勇敢すぎる、それに後悔するfwさんのシーンも、lrに話し掛け続けるfwさんも、だーいぶ私の好みです…笑💕︎ 続きが楽しみすぎます、とても!✨
fwlr・lrfw
(左右特に無し)
※ATTENTION※
nmmn 捏造 微グロ有 不穏め ご本人様関係なし 地雷の方は閲覧非推奨
日が沈んでから6時間ほどが経過した。
もうすでに日付は変わっていて、多くの人が眠りについているであろう時間帯。
だが、この街ではこれから華やかになる時間帯なのだ。
ピピッピピッ
車内に通知音が鳴り響く。
そう、通報が入ったことを知らせるための通知。
吸っていた煙草を口から離して煙を吐き出す。
ローレン
無線に向かって返事をし、車を走らせる。
ウーウーウーウー
現場に着くと人々が騒ぎ立てていた。
ローレン
女の人が近づいてきて必死に訴えてきた。
駆け足で店へと向かう。
ローレン
銃を構え店の扉を思い切って開ける。
男
店内では男が女性の首を腕で掴み暴れていた。
女
男
男は刃物を女性の首に近づける。
ローレン
男の方へと一歩踏み出す。
男
女
ナイフを持つ男の手は震えていた。
そんなんなら、こんなことやるなよ…。
ローレン
ため息をついて銃を構えるのをやめる。
男
ローレン
女
男
男は嫌な笑い方をしてくる。
このあとどうなるかも知らないくせに。
ローレン
男
やっぱり、こいつもこういう奴か…。
ローレン
男
冷静さがもう残ってない男は声を荒げる。
ローレン
煙草を取り出し、ライターで火をつけて一口吸う。
男
女
男は女性を投げ捨て、刃物を俺の方に向けてくる。
ローレン
男
煽れば煽るほど男の怒りは沸点へと近づいていく。
刃物を握りしめ、俺の方に走り出してきた。
ローレン
向かってくる刃物を一度かわすと、男の腕をつかみ、身体ごと床に押しつけた。
男
ローレン
後ろについていた後輩に声をかけ前に出させる。
ローレン
手錠をかけた男も後輩に渡す。
っふぅ〜、焦ったぁ、、まじで真っ向勝負してくるとは…。
荒れた店内を見渡す。
見たことある、…この店って、、
がちゃっ
店の奥の扉が開く音がした。
スタッフ
奥から何人かの人が出てきた。ずっと隠れていたのか。
すると、見慣れた紫色のメッシュの入った綺麗な髪が見えた。
キラキラしている紫色の目。整った顔立ち。俺が愛してやまない人がそこにはいた。
湊
ローレン
湊
ローレン
ローレン
湊
いつもと変わらない笑顔を俺に見せてくれる。
スタッフ
湊
男
男
男
うわぁ゙ぁ゙ぁ゙!!
男性の声が響く。それは、後輩の叫び声だった。
声のした方を向くと男が再び刃物を持っていた。
地面には腕を押さえて床に倒れている後輩。
ローレン
刃物を持った彼はある方向に向かって走り出す。
男の目の先にいるのは、湊の姿。
男
ローレン
湊の方へと駆ける。間に合え、間に合えっ、
湊
湊も男に気づくと目を見開く。
湊
男がどんどん迫ってくる。湊は足が竦んで動けなくなっているようだ。
全力を振り絞って湊の前に追いついた、その時だった。
ぐさッッ
鈍い音が体のなかに響いた。
男
湊
鋭い痛みが腹部から全身へと駆け巡る。
ローレン
男の持っていたナイフが俺の腹を貫通した。
男
男が刺さったナイフを抜く。
ずばっ
ローレン
痛い、今までに感じたことのない痛み。
あの刃物でまた湊を刺すつもりか。
痛みに耐えながら即座に銃を取り出す。
男に向かって構え、発砲した。
パァンッ
破裂音のようなものが辺りに響いた。
男
弾丸は男の足に当たり、男はその場にうずくまった。
ローレン
湊
身体に力が入らなくなり、その場で崩れた俺は湊に支えられた。
もう何も感じられない。刺されたところが少し温かいくらいか。
こんな感じなんだな、死ぬ前って。
湊
ローレン
どんどんと血が溢れ出てくる。
湊
湊、ごめん、ごめんな、。
ローレン
湊
力強く手を握りしめられる。
空いていた手で彼の頬に触れる。
彼の目からボロボロと溢れ出る涙を拭う。
なんで、なんで泣いてんだよ…。いや、俺が泣かせたのか。最悪だな。
視界がぼやぼやとして見えなくなってくる。
ここまでか、、くそっ、、。
ローレン
湊
瞼が落ちてきて完全に目を閉じる。
湊
最後に聞こえたのは湊悲しいの叫び声だった。
あの後、ローレンは救急車に運ばれ、緊急治療室へと入っていった。
数時間経った今も、彼はその部屋の中にいる。
その部屋の前で俺は椅子に座り、下を向くことしかできなかった。
救急車の中でどんどん冷たくなっていく彼に触れているのが怖かった。
湊
ガラガラガラ
湊
目の前のドアが開き、医者が出てくる。
湊
医者
ずっと求めていたその言葉にひどく安心する。
医者
医者
先生の言葉がズキズキと胸に刺さる。
湊
ピッ、、ピッ、、ピッ、、ピッ、、
機械の音が鳴り響く病室。1つだけあるベッドにいるのは、目を瞑ったままの恋人。
ローレン
酸素マスクを着けて息をしている。
彼の右手を両手で握りしめる。
温かい。
彼をこんな姿にしたのは、俺のせいだ。
あの男の妹は、前に俺の客だったやつだ。
1年くらい、ずっと通っていたが、ある日来なくなった。
精神疾患に陥ったらしい。
男はそれをホストに通ってたせいと捉えて、恨みを晴らしに…。
なんで、なんで、、
なんで、、俺じゃないんだよ…。
彼が最後に発した言葉が頭から離れない。
なんであの時謝ったのか。悪いのはローレンじゃないじゃんっ…、。
全部、、俺のせいじゃないか、、。
湊
手を握りしめて顔を寄せる。
溢れる涙が彼の肌に触れる。
こんなことしても、、意味ないのに。
あれから1ヶ月。
ローレンは目を覚さない。
湊
すーすーと彼の寝息とピッピッという電子音だけが聞こえる。
もう、1ヶ月も彼の声を聞いていない。動く姿も見ていない。愛らしい笑顔も、。
ずっと彼の腕には点滴のための針が刺さっている。
毎日体を拭いて、着替えて、3日に1回検査をして、、
それでも、彼が目を開けることはなかった。
また、いつものように彼の手を握りしめる。
俺が握っても握り返してくれることはない。
湊
湊
湊
湊
湊
湊
湊
誰も聞かない、独り言が、口からあふれてとまらない。
湊
湊
湊
視界が涙で歪む。
湊
湊
湊
湊
涙が一粒こぼれ落ちる。
ローレンの手を離れないように、強く、握りしめた。
湊
湊
次から次へと目から涙が止まらない。
彼がいなければ、俺はこの世界で1人になってしまう。
神様、お願いします。
また、あの時みたいに、ローレンの隣で、彼と一緒に、生きさせてくださいっ、、。
いるわけのない神に願い、握りしめた彼の腕に縋る。
湊
ピクッ
その時だった、握りしめていた手の中で動いた感覚がしたのだ。
湊
間違いない、ローレンが反応した。
湊
ローレンの顔を見る。
そこには、薄っすら目を開けてこちらを見つめる彼の姿があった。
ローレン
続きます。