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昼下がりのカフェ。
窓から差し込む柔らかな光とは裏腹に、カウンターの内側にいる僕の心境は穏やかじゃなかった。
理由は簡単。さっきから一番奥の席で、ジミニがこっちをじっと睨んでいるからだ。
Nam
話しかけてきたのは、常連客のナムジュナ。
同い年で気も合う彼は、いつも僕の淹れるコーヒーを楽しみにしてくれている。
Hobi
Hobi
Nam
僕がナムジュナと笑い合いながら、手慣れた様子でドリップをしていると、奥の席から "……チッ" という小さな舌打ちが聞こえた気がした。
(…え、今のジミニ?)
まさか、と思いつつチラリと彼を見ると、ジミンは空になったカップをテーブルに置いたまま、腕を組んでこちらを鋭く見つめていた。
いつもなら "ヒョーン!" と手を振ってくるのに、今日の彼は、なんだか近寄りがたいオーラを放っている。
やがてナムジュナが "また来るよ" と店を出て行くと、店内には僕とジミンだけになった。
Hobi
カップを下げようとした、その時だった。
Hobi
突然、ジミニに手首を強く掴まれた。 そのままグイッと引き寄せられ、僕の体はカウンターに押し付けられる形になる。
Jimin
Hobi
抗議しようとしたけれど、彼の瞳を見て言葉が詰まった。
いつもの甘い表情はどこにもない。
少しだけ冷たくて、独占欲に満ちた "男" の目が、僕を逃がさないように捉えていた。
Jimin
Hobi
Jimin
Jimin
低い、掠れた声が耳元を掠める。
心臓が警鐘を鳴らすみたいに、激しくドクンドクンと打ち始めた。
ただの生意気なお客さん。
ただの、少し顔が可愛いだけの男の子。
そう自分に言い聞かせてきたはずなのに、掴まれた手首から伝わる熱が、僕の理性をじわじわと溶かしていく。
Hobi
Hobi
Jimin
Jimin
ジミニは僕の手首をさらに強く握り直すと、僕の首筋に鼻先を近づけた。
Jimin
嫉妬に狂ったような、甘くて苦い空気。
僕はもう、いつものように "出禁ですよ" なんて笑い飛ばすことができなくなっていた。