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―
らっだぁ
ぐちつぼ
??
目の前にはぐちつぼが倒れている
隣に居るやつは先ほどたらふく血を飲ませたばかりで興味が無いよう(?)でよかった
しかしながら、
らっだぁ
間の前にいるぐちつぼは汗を大量にかき顔を真っ青にして倒れている
らっだぁ
今度ぐちつぼとコイツが出会った時ように常時持っていた睡眠薬でコイツを指す
効くか分からないが念の為だ
??
ゾワッ…
らっだぁ
今の瞬間、俺の中に変な感情が入り込んできたような気がする…
ガチャ
しかし青いヤツをカバンに詰め込みぐちつぼと荷物を担いで家に入る
お願いだ…何事も起こらないでくれ
そう願いながら鍵を閉めた―
―
スッ
優しくベッドにぐちつぼを横たわらせる
白い肌に汗が垂れている
らっだぁ
―
…こうしてみるとすごく整った顔だ
―
“食べてしまいたい”
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
心を落ち着かせながら台所へ水と氷と冷やしたタオルを取りにむかう
ついでに青いヤツの様子を見る
死んでいるかのようにしっかりカバンの中だ
らっだぁ
―
―
さぼてん
ぐちつぼ
らっだぁ
戻ってくるとサボテンのような何かがぐちつぼの頭をポスポスと叩いている
チクチクした丸い物体は悪意は無さそうだが
どれだけ叩いたのだろうか、
ぐちつぼの頬から少し血が垂れている
らっだぁ
ゾク
らっだぁ
らっだぁ
ぐちつぼの血をみていたら自然とヨダレが垂れる
俺がおかしい
ここにいてはだめだ
目の前の男を、
ぐちつぼを、
…食べてしまう
らっだぁ
急いで逃げて台所の奥で蹲る
しかしヨダレは止まらない
何故か俺の舌が彼の血の味を覚えている
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
頭に冷たい何かを感じる
ぐちつぼ
ガバッ
ぐちつぼ
頭の上に置いてあった冷えたタオルが落ちる
さぼてん
氷が入った袋をもって心配そうにこちらを見つめる緑のが1匹
ぐちつぼ
さぼてん
タオルには血が少し染み付いている
ぐちつぼ
ぐちつぼ
しかしながら、ここはらっだぁの家だ
こいつにオレが運べるはずもない
ぐちつぼ
さぼてん
台所の方をさす
さぼてん
水の入ったコップを持上げる
ぐちつぼ
らっだぁの今の状況は分からないが、おかしいことは分かってる
家が血生臭すぎるところ
らっだぁが電気も付いていない台所にいるところ
ぐちつぼ
―コップの水を飲み干し台所に向かった
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