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七不思議が 二番目

" ミサキ階段 "

生徒達を 異界へと誘い その身を千にも万にも 引き裂いてしまう …

花子くん

ここがその " 異界 "

花子くん

安否は別として … 居なくなった生徒もみんな このどこかに 居るはずだよ

八尋寧々

ここが …

八尋寧々

( 確かに 別世界 … )

八尋寧々

( 学校とは まるっきり
雰囲気が違う … )

七瀬 陽葵

ん?

ぬぅ …

七瀬 陽葵

ビクッ

七瀬 陽葵

( 人形か … )

八尋寧々

道が全部 水没してる …

境界

此岸と彼岸

二つの岸辺を繋ぐ海

ちゃぷ

八尋寧々

( 鱗が … ! )

八尋寧々

( こっ ここでは 転ばないようにしなきゃ … )

八尋寧々

( 足だけならセーフかな … )

源光

おい花子 !

源光

何もいね ー ぞ

源光

引き裂かれるんじゃなかったのかよ ?

花子くん

こんなすぐには やらないよ

花子くん

早々にお終いじゃ つまんないだろ ?

花子くん

ちょっとずつ ちょっとずつ 削ってくのが タノシ ー んじゃん

源光

シュミ 悪ぃ ー な …

花子くん

そりゃそ ー さ

花子くん

俺達は 七不思議

花子くん

学園の怪異を 束ねる 七つ … いや 八つ の頭として

花子くん

より多くの人に 知られてなくちゃ ならない

花子くん

だから俺達は ヒトを脅かす

花子くん

楽しいこと
優しいことよりも

花子くん

嫌なこと
怖いものの方が

花子くん

ず 〜 っと記憶に残るだろ ?

花子くん

… とはいえ

花子くん

今回の二番は やりすきだ

花子くん

こんなことは
さっさと終わらせないと

ジリリリリリリリ

七瀬 陽葵

ビクッ

八尋寧々

ビクッ

七瀬 陽葵

電話 … ?

ジリリリリリリリ

ジリリリ

ガチャ

源光

あっ 陽葵先輩 ! !

七瀬 陽葵

もしもし

七瀬 陽葵

こんにちは

???

「 あたし … 」

ミサキ?

「 ミサキ … 」

八尋寧々

( 七不思議からの電話 ! ? )

ミサキ?

「 この階の上にある学び舎で 生徒にものを教えていたの 」

ミサキ?

「 でも … 」

ミサキ?

「 ここで身を
裂かれて殺された 」

ミサキ?

「 丁度あなたが
立っているところでね 」

八尋寧々

( 陽葵ちゃんの 立っているところで 身を … ! ? )

ミサキ?

「 ねぇあなた 」

ミサキ?

「 あたしの身体
探してくださいな 」

ミサキ?

「 これじゃあ
何も出来ないわ … 」

ミサキ?

「 まずは腕 右の腕 _ 」

ミサキ?

「 この手であたし チョークを使って 字を書くの 」

ミサキ?

「 急いでね 」

ミサキ?

「 時期に授業が 始まるわ 」

ガチャン

ツ ー … ツ ー … ツ ー …

七瀬 陽葵

切れちゃった …

ギギギ

ギ ギィ

源光

… ふん
時間制限付きってことかよ

八尋寧々

あそこに腕を置けば
先に進めるのかな …

花子くん

さぁ でも何かは 起きるだろうね

七瀬 陽葵

………

源光

平気っすよ 陽葵先輩 ! !

源光

あんな イタ電 無視して 行きましょう !

花子くん

やめたほうが
い ー んじゃない ?

花子くん

七不思議ってのはね

花子くん

自分の支配する 領域内では サイキョ ー なんだよ

花子くん

あ 俺の場合 トイレ ね

七瀬 陽葵

それ言わなくても
良くないですか ?

花子くん

もし道を外れて 怒らせたりしたら ど ー なるか …

花子くん

試してみたいなら
止めないけどぉ ?

源光

ぐぬ …

七瀬 陽葵

まぁ ひとまず 右腕を探して見よっか !

源光

陽葵先輩が そう言うんなら …

花子くん

そ 〜 そ 〜

花子くん

探しモノも
案外タノシ ー よ

花子くん

ほら 見て 少年

七瀬 陽葵

花子さん 一発いいですか ?

源光

テメ ー 真面目にやりやがれ ! ! !

花子くん

あはは

八尋寧々

も 〜

八尋寧々

私こっち 探してるからね

八尋寧々

………

八尋寧々

( 私だって 女の子なのに … )

八尋寧々

( でも … )

八尋寧々

( やっぱり ああいうのが いいのかしら … ! ? )

八尋寧々

( あんな風に なったら 私も … )

ネネ様 …

八尋寧々

( だっ ダメダメ ちゃんと 探さないと … )

八尋寧々

ん ?

八尋寧々

こ 、 これは … ! !

🍃𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎

○ 腕 見つけました ○

源光

筋肉

花子くん

ロボットア ー ム

七瀬 陽葵

木の枝

八尋寧々

マネキンの 右腕

八尋寧々

あのねぇ …

八尋寧々

探すのは 右腕なのよ ! !

八尋寧々

源くん 自分の好みの腕 持ってきたでしょう

八尋寧々

花子くんと 陽葵ちゃんは 真面目にやる ! ! !

八尋寧々

もうっ 聞いてるの ! ?

源光

え 、 え 〜 っとぉ …

七瀬 陽葵

うん … なんかね …

花子くん

ね 〜 ヤシロ

花子くん

言いにくいんだけど …

花子くん

なんか 変じゃない ?

八尋寧々

そう ?

ズル

七瀬 陽葵

七瀬 陽葵

寧々ちゃん

花子くん

ヤシロ

源光

先輩

八尋寧々

わあああああ

八尋寧々

あ … 今のはね … えっとほら … あれよ …

八尋寧々

あの … 違くて …

花子くん

ぽん

花子くん

何も 言わなくていいから …

八尋寧々

うわ ー ん ! !

くす くすくす

時間だよ

時間だよ

源光

な なんだ ! ?

八尋寧々

人形が …

授業の時間だよ

八尋寧々

授業 ?

八尋寧々

あっ

八尋寧々

見て ! 砂が全部落ちきってる ! !

八尋寧々

そんな …

八尋寧々

あとは あそこに おくだけなのに …

遅刻する子は だ 〜 れ だ

源光

来るなら 来やがれ

源光

返り討ちにしてやらぁ

✂️

花子くん

伏せろ ! ! !

じょきん っ

七瀬 陽葵

………

わ" 〜 っ ! ! !

七瀬 陽葵

行き止まり …

遅刻する子は

お前だ

七瀬 陽葵

ヒッ

✂️

八尋寧々

陽葵ちゃん ! ! !

花子くん

陽葵 ! ! !

七瀬 陽葵

え …

じょきん っ

陽 葵 さ ん の 秘 密

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