ただいまぁ~...

ぁ、ないくーんっ!おかえりー!!

んー、手洗い、うがいしてくるわー!

おっけー!

しっかり、授業聞いてるのに。
しっかり、ノート取ってるのに。
家に帰って、家にある問題集開けると、
問題がわからないの。
それなのに、ないくんに聞いたら、
しっかり考えてくれて、
わかりやすい説明してくれるの。
ぁっ!ないくん、理科教えてぇぇぇー!!

えぇ...いいよ?

ここの、問題②が全然わからないの。

解説見たぁー?

見たよー?

そぉっか、ちょっと待ってねー。

ないくんは、こっちに一度来て、
問題②をちらっと見た。
そして、ランドセルをもって、
自室へ戻っていった。
俺の事、考えて、
急いでくれてるっぽくて、嬉しいなぁ。
...ん、どこ?

ここっ!

うーんと...ぁ、虫のとこか。

...そー、俺、虫とか興味なくてっ...w

ぁ...俺も苦手なんだよなー...

まぁーあ?可愛い可愛い弟のために、
全力を尽くして教えますけど??

...ふっw、ありがと。

ぁっ!ここは、~~...

あぁー、ないくんのおかげで、
もう5ページ終わっちゃったぁー!!

ぇへへ。

教えるの、凄いし、わかりやすいし...
本当に、天才だと思う。

...ふふっ、w褒めすぎだよーw

あはっw、すごいもーんw。

ぁ、ムードがち壊しなんだけど、今日の話いい?

ぁ、うんっ!!

てな、かんじだったわけ。

ないくん...辛くなかった?

うん、でも気にしないよ。

ぇ...?

だって、、、

もちろん、恋愛対象として、見てるわけじゃないけどねw

...そっか。嬉しい。

まぁ、悠ちゃんには、話すなって言われたけど、
しょうがないじゃん。頑張ってるんだから。

悠ちゃんだって、まろと話そうと必死だもんね。
って、思ったら、怒りも嫉妬もなくなったんだw。

ぁああああ!!!!いい子だねぇぇぇぇぇぇええええ!!

...りうら?いつから、俺のオタクになったの?w

んー、、、俺が生まれてから?w

うふっw、幸い俺もりうらのオタクなんだよなぁーw

えへっw

まぁーあ、悠ちゃんの事は、大丈夫だから。

そっかよかった。

でもっ、大切なのは、ここからなんですよ。

んー?

あと2週間で卒業式なの、俺ら。

うん。

悠ちゃん、転校しちゃうの、1週間後にっ!!!

ぇ、両想いなのに、付き合えないっ?

そうなんよー!!!

ぇ、どうしよう...
