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夜。 全員が眠りについた頃。 リビングの明かりだけが、ぽつんと灯っていた。 ソファに座るルカは、無表情のまま端末を操作している。

ルカ

…はぁ

検索履歴。 【感情 取り戻す 方法】 【ソウルレス 治療】 【感情 回復 魔法】

ルカ

……感情……を取り戻す方法っと……

指が止まる。 画面に、ひとつの広告が表示された。

⚠ 闇市場限定 ⚠ “感情薬” ソウル欠損・感情鈍化に即効性あり

ルカ

……なにこれ……

ルカ

……感情薬……?

画面をスクロール。 説明文を、淡々と読む。

ルカ

へぇ……そんなのあるんか。
……おもしろいじゃん

その時、背後から

アリア

あ……ルカ、起きてたの……?

ルカ

…ああ

振り返る。 パジャマ姿のアリアが、少し不安そうに立っていた。

アリア

やっぱり……おかしいって、思ったの……

ルカ

なにが

アリア

最近のルカ……笑ってるのに、笑ってない

沈黙。 ルカは画面に視線を戻す。

ルカ

……気のせいだろ

アリア

……それ、なに?

アリア

……“感情薬”……?

ルカ

うん

アリア

え、それって……
違法で、取り締まられてるやつ……

ルカ

そうなん?

あまりにも軽い返事。 アリアの眉がきゅっと寄る。

アリア

ちょ、ちょっと待って……!

ルカは、もう購入画面を開いていた。

ルカ

これで……みんなが笑顔になれるなら……

アリア

ルカ…!

【購入確認】 ——カチッ。 【ご購入ありがとうございました】 【¥100,000】 【購入済み】 【商品は明日お届け予定です】

アリア

……え?

アリア

そんなお金、どこで……!?

ルカ

そんなお金、どこで……!?

アリア

あー

アリア

(この金額、このルート……やっぱり、完全にアウトじゃん……)

アリアは頭を抱えた。 そのとき。 ——柱の影。 息を殺して、様子をうかがっていた影がひとつ。

レン

(……俺も……力になれたらいいのに……)

拳を、ぎゅっと握る。

その瞬間。 ルカの視線が、ふっと横に流れた。

ルカ

レン

…っ

とっさに、さらに身を引く。

レン

(やば……!)

——気配が、消える。 ルカは一瞬だけその方向を見つめたあと、何事もなかったように画面を閉じた。

アリア

ルカ…

ルカ

……大丈夫だよ

また、あの微笑み。 でも、目は——やっぱり、笑っていなかった。

異世界男子校なのに、なんか1人……女子がいる件。

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