テラーノベル
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ねっぴーの体はフラフラで、
足取りはおぼつかなく、
視線も定まらない。
呼吸も浅く、
肩が小刻みに震えている。
そんなねっぴーが、山本の前で立ち止まり、
かすれた声でぽつりと呟いた。
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴーはふらりと体を動かして、
山本の胸にぎゅっと顔を埋めた。
その動きは弱々しくて、
でも確かな意思が感じられた。
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
山本はねっぴーの頭をそっと撫でた。
ダークネス山本
ダークネス山本
二人の間に少し沈黙が流れたあと、
ねっぴーがぽつりと話し始めた。
ねっぴー
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
その言葉に、山本は
少しだけ目を見開いて、すぐに優しく微笑んだ。
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
その声はまるで、
春の光のようにあたたかく優しかった。
ねっぴーの瞳は少しだけ潤み、
震えながら閉じられる。
そしてーーーーーーーーー
ねっぴーの中にあったモヤのようなものが、
ふっと晴れていく。
空っぽだった記憶の部屋に、
少しずつ色が戻ってくる。
山本の笑顔、言葉、触れた手、交わした時間……
すべてが一気に押し寄せてきた。
ねっぴー
ねっぴーはガバッと顔を上げた。
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
震えも、苦しさも、ふっと消えていく。
ねっぴーの目から涙が溢れた。
口調も確かに戻っていた。
ダークネス山本
山本は、涙をボロボロこぼしながら、
ねっぴーを強く抱きしめた。
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
ねっぴー
その時は、
山本の目から、止められないほどの涙がこぼれていた
ダークネス山本
ダークネス山本
ダークネス山本
ねっぴーは、山本の肩に顔を埋めて、
ぽんぽんと優しく叩いた。
ねっぴー
それは、たしかに
「ねっぴー」が戻ってきた瞬間だった。
コメント
4件
書くのうますぎます😇 最高です😭😭😭
最高過ぎる!!