カエデの木の花言葉

剣についた血を拭き取っていると ロボロさんが帰ってきた 後ろには知り合いさんがしょげながら立っている

焚き火を囲みテントを張る 今日の野宿場所は川のほとりで決まった

楽しそうに喧嘩をする２人は ほんとうに仲が良いのだなと実感する 私達は喧嘩すらしたことない まぁ、議論で言い合うのはあったけど…

先頭を走るロボロさんと後ろから追いかける シャオロンさんと俺 街まであと３日はかかると予想する

馬に乗って走ってる中、会話するなんて難しすぎる もしかしたら怪我するかもしれないし

水を飲み休む馬の頭を撫でると 嬉しそうに目を細める

普通なロボロさんの後ろに隠れ こちらを覗き込むシャオロンさんは微かに震え 雷に怯える子供のように涙を浮かべる

降ろしていた荷物を乗せて 馬に乗るとポチャンと何かが潜る音がする

先に走り出した２人を見送り 荷物の中から鶏肉を取り出し池の辺に置く

再び馬に乗り２人の後を追う 後ろで顔を赤く染め優しく笑う人魚が居るとは 気づかずにエーミールは、２人と合流した

俺はグルッペンとの約束を果たすために 勉強をして免許も取って、旅に出た 俺はまずグルッペンと会ってどうする？ 彼はもう別の人を見つけたかもしれない勇敢な彼は きっと色んな人と巡り合う そんな彼の側に俺の様な奴が入れるか？