きっかけなんて、些細なことだったんだ
そんな些細なことだけで・・・
私はその日、とても機嫌が悪かった。
春休みの登校日。
忘れ物を取りに、教室へ戻る。
扉を開けようとすると・・・
女子A
女子A
女子A
女子B
女子B
女子A
女子A
女子B
女子A
女子A
女子B
奈桜
東家
奈桜
幾斗
奈桜
幾斗
奈桜
幾斗
奈桜
奈桜
幾斗
奈桜
幾斗
幾斗
奈桜
その時の私は幾斗兄ちゃんのその一言だけでイラッとなった。
奈桜
幾斗
奈桜
奈桜
幾斗
幾斗
幾斗
幾斗
初めて兄に怒鳴ってしまった。
でも、そんなことはどうでもよかった。
奈桜
幾斗
幾斗
奈桜
奈桜
奈桜
幾斗
幾斗
幾斗兄ちゃんの態度の変化も頭にきた。
だから・・・
奈桜
幾斗
奈桜
幾斗
來斗
來斗
來斗
頭に血が上っていた私は、來斗兄ちゃんにも・・・
奈桜
幾斗
來斗
そう言いながら近づいてくる來斗兄ちゃんの顔を見て、私は怖くなった。
來斗兄ちゃんは、とても悲しそうな顔をしていたのだ。
その、顔を見て。
私は、來斗兄ちゃんにまで怒鳴られるかと思い、怖くなったのだ。
その怖さと、怒りが混ざり、
奈桜
奈桜
來斗兄ちゃんを突き飛ばした。
來斗
奈桜
激しい音がなり、來斗兄ちゃんは棚に頭をぶつけた。
奈桜
奈桜
來斗
來斗
來斗
その言葉と、悲しそうな笑みを浮かべながら、
倒れた。
奈桜
奈桜
奈桜
奈桜
奈桜
幾斗
幾斗
幾斗
奈桜
幾斗
奈桜
奈桜
奈桜
奈桜
病室のベットで寝ている來斗兄ちゃんの横で、
私はずっと泣いていた・・・
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