さようならは言わないで【一時打ち切り】

祭りでの騒動があって数日…。

ただいま、屯所で怪談している所。

……え、私は幽霊は怖くないかって?

うん、怖いよ!!!

は?自殺願望者なのに幽霊が怖いのかって?

…ほら、居るだろう??

ホラーとか苦手で怖いのに、積極的に怖い話見ようとする面倒臭い奴。

それと同じだと思ってくれて良い。

というか幽霊って、科学的に証明されて無いよ? それに抗体や対処法があるならまだ良いけどさ、幽霊には無いからね???

…は??ビビる程じゃ無いって?

幽霊舐めてる奴は死ね!!!

そう思いながらも、ニコニコしながら怪談の話を聞く。

ゴクリと息を呑む音が聞こえる。

…………落ちが来るのだ。 話で一番、怖い所。

………っ!!来る!!!!

はーい土方マヨネーズによりオチが台無しになりましたーーー。

しかも、話をし始めた琴葉も近藤さんの声に驚くっていうね。

土方さんのマヨラー度をナメたらいけないなぁ…でも今のは流石に殺意芽生えたよね…無駄に怖がらせやがって!!!

気絶の原因マヨネーズって………情けないし可哀想過ぎるんだけど…

いやぁ、……近藤さんって色々不憫だよね。 …局長なのに。

………とにかく土方は死ね。

あの、土方マヨネーズ死ね怪談事件から数日。

怪談話の後を追う様にバタバタと隊士が倒れ、寝込んでしまったのだ。 一種の病気かなと思ったけど熱も無いし、特にこれといった症状は無いし。

強いて言うなら、琴葉の怪談話に出てきた赤い着物の女…とやらを、上言の様に呟いている。 そして眉間に皺を寄せているのだ。

とりあえず総悟の頬を引っ張っておいた。

総悟から手を放し、

幽霊を警戒しよう派と 幽霊なんて居る訳ねぇだろ派で 言い争っている近藤さんと土方さんを振り返る。

土方さんが渋々と言った感じで頷いた。

そこに。

山崎が向かって来た。 その後ろから影が三つ。

外見が見え始める。

サングラスを掛け、帽子を深々と被った人と…、包帯ぐるくる巻きにして傘を深々と被った人。

……明らかに怪しい三人組。

少し気になり、 包帯をぐるぐる巻きにした人に近付く。

てか名前さぁ。包帯 って……。 私の体の一部だからね?

ｺﾞｯ

土方の拳が琴葉の頭に落ちる

まぁ…、私の予想が当たったのか……数分後にはこの三人が万事屋だと言う事が発覚した。

ミーン、ミンミンミ_____……ン……

蝉の鳴き声が響く中________……

万事屋の三人は縛りつけられ逆さまにされた後…木に吊るされていた。

それをじっ、と見つめる 私と琴葉と総悟。

そう言い総悟は銀時君の鼻にコーラをぶっかけた…

ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬｯ

四苦八苦している顔が傑作で笑ってしまう。

コーラをぶっかけられながら此方を睨む銀時君。

だが…笑いが止まらない。